そうした方が良さそうだと思っても、実際こつこつやれるのか問題

相当色んな人が同じことをしてると思うのですが、最近、ステイホームの時間を生かして投資をやり始めました。

入門本を5-6冊読んでみたところ、結局書いてあることは似ていました。

株式市場自体は成長していくので、少なくとも10年、できれば20年30年とアメリカか全世界の指標に連動するインデックスファンドに積み立てろ。（意訳）

名前は聞いたことのあるバフェットさんも同じことを言っているので、どうやらそれが概ね妥当な説っぽいです。

積み立て設定をすればあとはすることはないので、「寝ていれば」「放置で」「楽に」等の言い方をされることもあるようです。

ですがこれ、本当に簡単なのでしょうか？

10年、20年30年の期間のうちでは、仕事をなくすことだってありえます。病気や家族の不幸や、様々なことに遭遇するはずです。

それでも積み立て続ける、というのは根気がいるし、変化がないし、そして全然面白くもないのです。（個人的に言えばより値動きの激しいファンドに手を出して現在そこそこ含み損が出ています……）

たぶんそうするのが妥当だろうとわかっていても、ひたすらそれを信じて、変化のない淡々としたものに長い時間をかけるということは、楽なんかでなく、本当は多分とても難しいことなのではないでしょうか。

それは小説も同じです。

例えば100,000字の長編を書くのは、何したって途方もない作業です。

仮に1時間5000字書けたとしても、確実に20時間をかけなければならないわけです。

そしてもちろん、修正や校正が必要になるので、実際に必要な時間はその倍どころではありません。

もちろん書いていて楽しい盛り上がりもありますが、ほとんどは地味にひたすらこつこつと書いていく作業です。

完成したら面白くなるだろうということを信じて、ひたすら書いていく。

ショートカット方法は、どこにもありません。

例えば1日2000字ずつでも書くこと、1日100円でもいいので一定額を投資し続けること。その結果として大きなものが出来上がると信じてこつこつやるしかない。

なんだかそれはもはや自分が選んだ未来を信じられるかどうか、の問題でもあるように思います。この物語が完成したら面白くなる、と信じられるのか？　株式市場はこの先も成長し続ける、と信じられるのか？

答えはまだ、どこにもありません。それでも一旦は信じて踏み切らないと、その未来を目にすることはできないのです。