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自惚れ

 


きみの声が遠すぎて

深く沈めた目蓋

耳を澄ます

滑らかな青に

迷いも無く流された白

描けると思ってた

自惚れていた

その下

確かに在ると知っているのに

確かにいると知っているのに

何故だろう

微塵にも

触れる自信は無い

それは鋭いと言うのだろうか?

熱いと言うのだろうか?

砕かんばかりに込める破壊衝動

矛先は己の心



#詩 #ポエム #MILK

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