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きみとボク

 

上昇 上昇 上昇 上昇

舞い上がった花びらが

淡い光に溶けてゆく

崩れ逝くシラ骨の

窪みを風が吹き抜ける

傍らには涙の落つることのない平穏

二度ときみとまみええぬこと

知らしめる

透明度の高い水の中

ボクはきみを見守って

冷たい流れにじっと在る

ぬるみはじめた流れに身を委ね

安らかな時を待ち焦がれてる

きみが砂利を踏みしめる音だけ

大きく響いて

花冷えに凍えた日々は籠の外

今のボクには

きみとの過去を想うことしか出来ない

まどろむボクに風はやさしい

融け往く時に流れ星になって

きみの願いを叶えてあげられたらと

そう思うよ...



#詩 #ポエム #MILK

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