頭の中のモヤ
いつも頭の中にモヤがかかっている感じがする。
いざ文章にしようとすると言葉が出てこなかったり、話がまとまらずお蔵入り…。一体私は何が言いたいんだ?自分で自分の思考がわからなくなっている。
でもこれは今に始まったことではなく大昔からそう。
「○○だから△△だ」と筋が通った思考ではなく、「△△だ(何故だかわからないがただそう思う)」
そのため、なんで?と聞かれたら言葉に詰まってしまう。
なんとなく嫌とか、そのほうがいいとか、感情やニュアンスしか出てこなくて明確な言葉で伝えられないので、他人には納得してもらえなかったり、自分の意見が通らないことも多かった。
大人になって、このままではいつまでも他人になめられるという焦りと悔しさもあり、少し知恵が働くようになった。それは、他人の視点を借りるということだ。例えば、「△△がいいと思う理由は、○○だから(世間的には)」と伝えることで相手が納得する場合があるからだ。○○という視点はあくまでも他人目線であり、自分発信のものではない。世間の人々の多くはこう考える、こう答えるだろうということをみつけ、とりあえず取ってつけておく。
目的は自分の意見に相手を納得させるためだけだ。本当は自分はしっくりこないが自分の視点が定まっていないから仕方がない。しかし、つっこまれたら簡単にボロが出る危険はある。
私は他人が筋の通った(私のようなボロは出さない)話をするのを聞いて、自分は頭が悪いからできないのかもと思ったことがある。実際、頭の良さは話し方に出ると思っている。
例えばYouTube等でこちらがどんどん内容に惹きこまれるような或いは、説得力のある話ができる人は本当に頭が良いと思う。そういう場合はもちろん話の筋は通っているし、話す順序、言葉や言い回しのチョイス、テンポ、間、声、抑揚などの要素もきちんと押えられている。この差に同じ人間なのにどうして?と絶望しそうになる。しかし持って生まれた天性もあるが、ほとんどの人は積み重ねの賜物でもあり、何の積み重ねもしていない自分と同列に並べる必要もないわと我に返る(笑)
それより、自分の頭の中のモヤを何とかしたい。なぜ嫌とかいいと思うか、本当の理由を知りたい。