パートナーに「モヤモヤ」を衝突せずに伝える方法【要望書テンプレート付き】
学生時代に知り合った夫くんとは、結婚してからかれこれ5年になる。
マイペースで穏やかそう(?)に見られる私たち夫婦は「えるもと夫くんは、ケンカするの?」と周りに聞かれることが多い。
結論、普通に、よくケンカします(笑)。
この間も、私の楽しみにしていた芋けんぴを、夫がひとりで食べたことでケンカに発展した。
でも、私はケンカをすることでお互いの理解が深まるし、意見を言い合うことは悪くないと思っている。実際、私たち夫婦の関係性はかなり良好だと思っている。
結局、いちばん重要なのは「伝え方」なんだと思う。違う人間だからこそ、わかりやすく伝えること、ゴール設定をすることが対話に繋がるのだと思う。
今回は、私が夫に「モヤモヤ」を伝えるときに意識していることを、テンプレートにまとめた。
大人のための要望書テンプレート
パートナーだけではなく、仕事仲間、友だちと意見の相違があったり、モヤッとしたりすることもあると思う。
そんな大人のケンカも、仕事と一緒で「整理して伝える」ことが大切だ。
つまり、結論、理由、要望を簡潔にまとめること。これをまとめるフォーマットを作った。以下は、私が夫としたケンカを例にフォーマットに落とし込んでみた。
いちばん大事なのが「要望」。結局どこに終着したいのか、なにをゴールに話し合いたいのかを明記することが大事。
「ごめん」の言葉が欲しい
まずは〇〇な気持ちに寄り添ってほしい
埋め合わせが欲しい
改善方法を一緒に考えたい
この要望が擦り合わせられていないと、片方は改善策を話しているのに、相手は「とにかく気持ちをわかってもらいたい」と、そもそもケンカの終着点がずれているなんてことも多々ある。
このフォーマットはテキストでなくてもよい。口頭で伝えるときも、はじめに「どこに向かって議論をしたいか」を明言することが重要だ。
“気持ち”と“要望”を伝えるときに大切なこと
基本的に、意見の相違やケンカにはそれぞれの背景があると考えている。常識的な人間同士であれば「どちらかが100%悪い」なんてことはない。
だから、相手にもそれを言った理由や背景があり、根本にある価値観や考え方からすれ違いが起こり得るのだ。
だから、要望を伝えるときも「あなたが100%悪いよね」というスタンスはNGだ。自分にも落ち度や改善の余地はあったんじゃないか、相手にも理由があったんじゃないか……と、相手の背景を想像して理解しようと努力をしなければいけない。
そして「こうしてほしい」という要望を押し付けるのではなく、「一緒に考えたい」「原因を探りたい」「折衷案を見つけたい」と“一緒に改善していく”姿勢で伝えていくと、うまく“対話”ができるのではないだろうか。