編集者の私が「一緒に仕事がしたい!」と思うライターさんの特徴を、つらつらと挙げていく
フリーランス編集者としてかれこれ3年が経ちます。性格には数えていないが、1000本以上の編集をして、累計100人以上のライターさんとお仕事をしてきました。
さまざまなスキル、価値観のライターさんがいるものの、なんとなく「この人とは気持ちよく仕事ができるな〜」「この人に仕事を任せたい!」と思う人の共通点が見えてきました。
今回は、そんな私が個人的に「これからも一緒にお仕事をしたい!」と感じたライターさんの特徴を、独断と偏見でまとめていきます。
「書いてあること」を守る
「レギュレーションに書いてあることを厳守する」
たったこれだけのことですが「書いてあることを守る」という、当たり前だけど意外と難しいし、できていないライターさんも多いです。
もちろん、編集側としても「見やすい資料」は意識していますが、それでも情報量は多くなってしまうもの。だからメディア側もある程度「一発でレギュレーションを完璧に確認するのは難しいよね」という前提もありつつ、書いてあることができないと「レギュレーションに書いてあるのでチェックしてね!」と伝えたくなる葛藤を抱えています。
だから最初の仕事は、時間にゆとりをもって、レギュレーションの読み込みと、提出前のチェックに時間をかけてみてください。
「一発目の仕事なのに、レギュレーションに書いてあることを守れている」
これだけで、私はめちゃくちゃ感動して「仕事がていねいな人だ!」と評価が爆上がりします(笑)。
細かな気配りができる
どの仕事でも通じるものですが、細かな気配りができる人と仕事をすると“楽”だなぁと、つねづね思います。
たとえば「受け取る相手に手間をかけさせない」こと。
もちろん、メディアや編集者によって方法は変わります。
それでも、上記のような「相手を手間をいかにに減らすか」という気配りが見えると、「どんな仕事でもこの人との仕事はスムーズにできる」と思ってもらえると思います。
「自分の後の仕事」も考えられる
先述の「気配り」にも通じますが、できるライターは「自分の“あと”の仕事まで考えられる人」だと思っています。
たとえば、Googleドキュメントで原稿を提出いただいたときに「そのまま先方確認に出せる」「そのまま入稿できる状態になっている」と、すごくありがたいです。
たとえば、「先方にプロフィールをもらってください」というコメントは、先方確認時に編集者/ディレクターが「〇〇さん プロフィールをいただけますと幸いです」とわざわざ書き換えないといけません。
でもここで、ライターさんが「プロフィールをいただけますと幸いです」と直接書いてくれたら、編集側が書き換える手間がなくなります。
「“自分の前後の業務”をどれだけ想像できるか」が、ディレクター・編集者・ライター、どの仕事にも大切だし、「気遣い」は立派なスキルだと思っています。
+αの提案をしてくれる
これは私が「この人“しごでき”だ!」と思う人の共通点。つねに期待値以上の仕事をしてくれて、かつ+αの提案をしてくれることが多いです。
とくに取材ライターさんだと、以下のような提案をしてくれることがあります。
余談ですが、私がいつも仕事をお願いしている取材ライターさんは「調査力が高い」という共通点もあります。こちらが質問のテンプレートとテーマを送ったら、「〇〇の記事でお話されていた〇〇について〜」など、かならず他の記事に目を通したうえでの質問にしてくれます。
1を伝えたら100をやってくれる。依頼側としてこれほどまでにありがたいことはないです。編集もクライアントも、良い記事にしたいという想いは同じ。だから「一緒に良いものを作る姿勢」があると、「次もこの人に任せたら安心!」と思えます。
「こんなの当たり前じゃん」と思うものから「知らなかった!次からやってみよう!」など、みなさんに何か発見はあったでしょうか?
これができなければダメ、というわけではなく、私が一緒に仕事をしていて「この行動、ありがたいな」と思ったものをまとめてみました。
今回紹介したものは、あくまで私個人の価値観なので、もしみなさんの「こんな人もいいよね!」という特徴があれば、ぜひコメントや引用リツイートでおしえてほしいです!
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