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何本書いても貧乏…ライターの収入が頭打ちになりがち問題を解決する「チーム」の話

こんにちは。フリーランス編集者のえるもです。

「ライターとして仕事をいただけるようになったけど、何本書いても忙しくなるだけで、収入が見合わない…」

一緒にお仕事をするライターさんや、イベントに来てくれる方から、こんな悩みを聞くことが多いです。

駆け出しライターだけでなく、4〜5年以上活躍しているライターさんとも「ライターって、稼ぐためには本数を増やすしかないけど、いつか収入が頭打ちになるよね…」という話をめちゃくちゃよくします。

本当にそのとおりで、ライターという仕事はほとんどが書いた本数に応じてお金が入る。稼ぎたければ、本数をたくさん書くか単価を上げるしかない。

でも、実はある程度相場にも上限があります。

駆け出しライターさんの場合は、大体1記事3000円〜1万円程度。SEO記事の場合は1文字1円以下なんてことも。

プロのライターさんでも、相当なフォロワーがいるか有名人でもない限り、高くても3万〜5万円が相場です。

いくら単価を上げても、人間に与えられた時間は平等なので、稼げる金額は決まってしまいます。

そんなライターという仕事の性質から、キャリアに悩み、ライターをあきらめる人も少なくありません。

かくいう私も、そんなライターの壁にぶち当たったひとりでした。

ライターの問題は収入の頭打ちだけではありません。この先、妊娠出産をしたり、病気をしたり…そうして突然、働けなくなった日には収入が減ってしまう。

そんなリスクに備えて始めたのが「ネコノテ編集部」――ライターのチーム化でした。

詳しい想いや経緯はこちらに👇️

小さく始めた、チーム化の1歩目

私がライターチームをつくったきっかけは2021年ごろ。まだネコノテ編集部という名前もなかったころに、「私が編集に入るので、他のライターさんと組んで記事を作ってもいいですか?」と、クライアントに提案したのが始まりでした。

以前、別のnoteでも以下のような方法を書きました。

ある程度ライターを続けてると、ありがたいことにスケジュール的に受けきれない案件や、単価感の合わない案件も出てくる。

そんなとき、受けられないと断るのではなく「別ののライターさんに書いてもらって、私が編集に入ります。記事の品質は私のものと同レベルで納品できます」と提案した。

もちろん編集スキルというものはありますが、基礎はライターで培ったスキル。先方は出すお金は変わらないので快くOKしてくれた

当時は編集者としての仕事もほとんど経験がなく、ただのライターだったところでした。でも、当時3万円ほどで記事を書いていた私に1〜2万円の依頼が来たとき、私はこの「他のライターさんに執筆を任せる」という方法で、単価の合わない案件も受けていました。

ここから、月に4本、時に10本などまとまった記事の制作依頼を受けるようになり、自然とライターチームができあがっていったのです。

今ではありがたいことに80名以上のライターさんや編集者さんが所属する編集部となりました。でも、チームの最初の1歩は1人のライターさんに執筆を依頼したことです。

大規模なチームをつくるとなると勇気がいりますが、まずは執筆を人に任せてみる。そんな小さな1歩から始めてみてもいいんじゃないかなと思います。


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