第35話:〇〇のプロに見てもらう?
「〇〇のプロに見てもらう?」
私 :「実際の親子に見てもらうって・・・」
社長:「今まで、半年かけて作ってきた教材は、プログラミングを学ぶ親子に向けて作ってきたでしょ?親子が使う教材は、親子にOKもらわないと。」
私 :「教材は、実際に使ってもらう人親子をイメージしてずっと作ってきましたが・・・」
社長:「それは、実際の親子ではない君が、想像して作ったものだよね!
確かに、届ける相手をイメージして一生懸命研究して作ることももちろん大事!
だけど、そのイメージが実際とは違うかもしれないし、ずれがあるかもしれないよね〜」
私 :「なるほど・・・わかったつもりになってどんどん完成させてしまってからの、大失敗は怖い。」
社長:「僕が前にプログラミング初心者の気持ちがわからないって言ったの覚えてる?」
プログラムに何年も馴染みすぎて、プログラムのあたりまえが身についてしまっていると、どの段階で初心者がつまずいてしまうのかがわからなくなってしまう。とかいうやつか。羨ましい限りですねえ
私 :「はい。私はプログラムわからない担当をしていますのでご安心を!」
社長:「君・・・気づいていないかもしれないけれど、“わからないがわからない”現象に陥っているものがあるよ」
私 :「なにそれ!こわい!」
社長:「“親子で学ぶプログラミング教室“自体
この半年、“親子でプログラミングをお家で学べる教室”を目指して教材を作ってきたよね。
オリジナルボードゲームを使って、Scratchを使って、動画を見ながら学べる教材。」
私 :「そうですね!絶対楽しく学べる教材だと思います!!」
社長:「そう思えるのは、“親子で学ぶプログラミング教室“をよ〜〜く知っているからだよね
ただ、これから教材を届ける親子は、教室の内容は、何も知らないんだ。
プログラムの学び方、ボードーゲームの使い方、なんで親子で学ぶのかも全部初めて。
君は、教材を1から作って、ボードゲームのルールも何度も見てきたから、“知ってて当たり前“になってしまっているところがあると思うんだ」
なるほど。知ってて当たり前になって人が教材を作ってしまっては、誰でも楽しく学べるものから遠ざかってしまう。
実際の親子の方に見てもらい、全てのプロにお墨付きをもらった教材を目指してブラッシュアップしていこう!
で・・・実際の親子って??お願いしてもいいの?というかできるの?
第36話につづく・・・
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