【手芸日記】 レジンの話 4
モールドと封入
基礎中の基礎を繰り返しているうちに今度はモールドを使って他のことをしてみたくなった。最初のうちこそラメやドライフラワーなどを封入していた。レジンと言うには不思議なもので適当な物を封入してもなんともそれらしく見えてくる。
まずは雲とクラゲにトライ。雲は練り消しゴムを薄くのばしたものだというのもレジンを始めてから知ったこと。手芸店のレジンのコーナーに練り消しゴムが置いてある(ユザワヤなど)のはそのためだったのかと知る。
このクラゲっぽいのはアクリル絵の具なのだが、これはできる限り縁を薄めに仕上げるのがコツらしい。しかしそこは素人の手習いレベルでこれがなかなか難しい。
しかしこのクラゲ(右)を見て妻はひと言、
気持ち悪い。
で片付けられてしまった。以後クラゲは作っていない。先のナザール・ボンジュウでもそうだが妻は最終的に売り物へと繋げたいらしい。自作のマスククリップやわんこ服につけられる物を求めていて、そうでない物は関心がない。しかし現在の療養中で無職の身分では妻がスポンサーで道具もすべて調達してもらっているので意に沿わぬものを作るわけにも行かない。あと惜しげもなく大きめのモールドを使っていたが、レジン液の消費も激しい。
同じ頃にティアドロップのモールドを使って実験で作った物がある。
砂浜は恐らく初心者の一つの目標だと思うが、何を使えば砂らしくなるか考えた上で見た目にも砂とわかる粒の大きめのものを封入した。上の写真の砂はコルクの粒。青レジンは何層かに分けてグラデーションにしてある。これもレイヤーを重ねる練習を徹底的に行ったのでわりと楽にできたと思っている。
個人的には上の作例のようにグラデーションともう一つ、無色の部分がちらりと見えていると透明感がアップするような気がする。
以後、半球形のモールドも小さめの物で練習を続ける事にした。まずは色つきのレジンを使ってパーツを封入するところから始める。これも多層で試み、気泡が入らないようにさせるのには苦労した(と言うか今でもかなり苦労している)■
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