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"レール"を外れても大丈夫
『自分の為に生きよう』
新卒で入社したブラック企業を辞める決断をした時に、自分と約束した言葉です。
これがもう4年前の出来事。
パワハラやらサビ残やら職場いじめやらで『死んだら会社行かなくて良いのでは?』と閃いたあの日、電車のホームに吸い込まれそうになったことを今でも覚えています。
あの時、死ななくてよかったな、って思えます。
会社を辞めて、ちょっと休んで、海外に行って
英語を勉強しながらいろんな出会いと価値観に触れて
今元気に息してます。
当時は新卒で入って2年で辞めたので、もう転職とか良いやって思ってました。
キャリアもクソもどうでもいいと。
キャリアって、命削って積み上げていくものなんでしょ?って思ってました。(正直今も”キャリア”という言葉には苦手意識があります)
だったらもう生きるハードルめちゃくちゃ下げて、生きてるだけで偉い!!って状態にしちゃえば、生きるの楽じゃん???という考えになりました。
会社を辞めることがめちゃくちゃ怖かった
だがしかし、自分で頑張ると決めた会社を2年で辞めてしまうことを、当時はめちゃくちゃ葛藤していました。
転職したとしても、スキルも資格も経験も実績もない、こんなやつをどこが採用するのか。
そもそも採用されてもまた同じようなことになるんじゃないか。
一度脱線したらもう二度と同じ道には戻れないだろうと思い込んでました。
でも今は、海外へ思い切って出てきたことで身についた英語スキルと、もともと自分がもっている強み、前職のメーカーでの経験を活かして外資系で働いています。(2021年年末時点で円満退職しています)
当時あんなに心配して悩んでいたけど、あの時の自分に『そんなに心配しなくていいよ、大丈夫だよ。何とかなるから。』と声をかけてあげたい。
人生諦めかけて、やりたかったことを実行して、転職したら、お給料も上がって気持ちにも余裕ができました。
実際には、退職したら専門学校とか資格の学校に通うことを考えました。
でも結局、逃げたいという気持ちが強くてなんの勉強がしたいのかわからなかったんですね。
だから当時は、職場から逃げるための方法を色々考えました。
①転職→エージェントにボコボコにされて更に自信を失う。断念。
②学校→何を勉強したいのかわからずさらに自信を失う。断念。
③留学→留学後の自分を想像できない。そもそも評価されるのか。断念(結果的に実行)
④退職せずに頑張る→無理。死ぬ。
色々試して、悩みに悩んだ結果、考える力すら弱まってきて、もう死んだ方が楽だな〜〜って毎日考えていたところで通勤中にホームへ吸い込まれていきそうになりました。
本当に死んでしまう一歩手前、そこでハッとして『自分のために生きよう』と決意したのです。
この時、死ぬのは怖いな、と感じました。
そしてどうせ死ぬならやりたいことやってから死ぬ方がいいな、って思ったんですね。正直、自暴自棄でした。
けどまぁ、少ないなりに貯金もまだあったし、それ使ってからでも遅くないし。
死んだらお金は持っていけないですからね。
そして気が付いたもう1つの大事なこと。
自分の気持ちは他人には絶対に理解できないし、誰も自分の人生を生きてくれない。
文字の通り、自分の人生は自分以外代わりがいません。
血のつながった親や兄弟ですら、他人なのです。
例え『今更留学?』とか『せっかく就職できたのに勿体ない』とか、何を言われても彼らは私の人生の責任を取ってくれません。
どれだけ『大丈夫?』『無理しないでね』と言われても私自身の置かれている状況が変わることはありません。
だったら自分の気持ちに素直になって生きたほうがずっといいと思ったのです。
自分のために生きる、と決断してからは気持ちが楽になり周りに何を言われてもあまり気にならなくなりましたね。
そのあとはとりあえずやりたいことをやってから死ぬプランを立ててみました。
【死ぬまでにやりたいこと100】のリストを作って上位10個はスラスラ出てきたのでそれをとりあえず実行することに。
私の場合、海外留学してみたい!という気持ちが強かったので留学関係になります。
フィリピン留学はもともとプランにはなかったのですが、カナダの語学留学を調べていくうちに当時話題だったフィリピン留学に行きつきました。ここら辺は割愛。
そして決断してから4年経ちますが、生きてます。
当時の”消えたい”マインドはどこかに行きました。
絶対に経験しなくてよかったブラック企業だったけど、自暴自棄になりながらも勇気を出して海外へ飛び込んできた経験から、人生や考え方が変わりました。
もちろん色々な事情があるので一概には言えません。
取り返しがつかなくなる前に助けてくれた友達や家族には、感謝してもしきれません。
決断することは怖くて当たり前
といっても、不安や恐怖があるからわたしたちはなかなか行動ができないんですよね。
それは本能だから仕方ないです。それを否定はしません。
でもあなたはあなたらしく生きればいいと自分で納得できればそれでいいんです。
当時は会社を辞めることを、『逃げ』だと思って自分を責めました。
なかなかこの考えが抜けなくて、自分のために生きることを決めたはずなのに、ふとした瞬間にその選択を責める自分がいました。
けど今はそれすらも肯定できます。
こうやって考えられるようになったのは、会社を辞めてから出会った人たちや環境のおかげ。
でも、出会える道を選択できるのは自分なんです。
全ての選択をしたのは、自分です。
初めから、この決断をすることでどんな人達に出会って、どんな経験ができるかなんて分かりませんでした。正直半分は怖かった。
でもとにかく自分のために生きようと決意しました。
理由は後からいくらでも作れる
きっかけは最初の会社に馴染めなかったせいかもしれません。
ネガティブな理由で会社を辞めてしまったけれど、結果的にいろいろな経験ができたからこそ、次の就職先も見つかったし人生のパートナーも見つけることができました。
結果が残せるかとか、本当にこの選択で間違っていないのかとか、心配事が尽きることはありません。
でももしいざ転職活動するとか、お見合いするとか(?)ってなったらそれっぽい理由を作っておけば何とかなります。何とかなるものです。
完全に個人の意見ですが、ゴリゴリの日系企業でなければ前職を辞めた理由はあまり聞かれません。無理やりにでも前向きな理由を作っておけば大丈夫です。
ちなみに私は外資に決まるとき、エージェントを通していましたが40社中実際に面接に行けたのが11社で、内定をもらったのが3社。
前職を辞めた理由を聞かれたら『当時海外のお客様とやり取りすることがあったものの、自分の英語力のなさに絶望しインターナショナルに対応できる人材に成長したいと思ったことがきっかけです』とか言ってました。
実際に海外の方とやり取りはしていたし海外に行きたいなと思い出したのも当時の業務がきっかけなので嘘ではない。(本音はパワハラといじめで死にかけてたから)
終わりに
わたしは特別な人間ではないです。
今苦しんで、悩んでいる人と、全く同じでした。
周りからどう思われるかとか、めちゃくちゃ気にしてました。
そんなわたしが選択し続けて、得た経験をnoteで少しずつシェアしていけたらと思います。
そして、もし共感して下さったり、話を聞いてほしい、どうしたらいい?って人がいたら、仲間になってください。
わたしもそうだったから。
最後に、私が悩んだときに思い出すようにしている言葉をシェアして終わりたいと思います。
人生はトライ&エラー。試してみて、間違ってたらまた別の方法を試してみればいい。
そうやって、ちょっとずつ進んでみる。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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