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増田セバスチャンのSUSHIFDELICがNYにオープン! 海外でウケるKAWII文化
NYに突如出現したキッチュなKAWAIIワールド
ニューヨークのソーホーに、クリエイター、増田セバスチャンさんが手がけるレストラン、SUSHIDELICがオープンしました。
これがすごかった!
店内に入る前から、ブルーとフューシャの蛍光ライトが光り、店内では天井から吊り下がった巨大なネコの顔がぐるぐるとまわり、バーカウンターにはベルトコンベアーが回っていて、うおおお、回転寿司になっている。
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この回転寿司を食べられるのか〜!
とコーフンして、よく見たところ、きらきらのデコ寿司や蝶やハイヒールはデコレーションのオブジェでした。
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こちらで実際に出される食事は鮨のおまかせコースで、85ドルだそう。一流和食シェフが監修したというメニューは、パフェのようにお刺身を盛りつけるなど、プレゼンテーションにも凝っています。
セバスチャンさんは一年前にNYに移住してきて、「なにが必要かと考えたとき、ニューヨークは暗くて、コロナでネガティブな空気がまだあったので、明るくてハッピーになれるものを作りたいと思ったんです」とスシデリックのコンセプトを構想したといいます。
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ちなみの生セバスチャンさんは、非常に落ちついた雰囲気の方で、ああ、さすが著名プロデューサーさんですね、という感じ。
いや、当然といえば当然なんですが、なんとなく遠くから想像すると、キャピキャピしているのかな、とか思うじゃないですか〔汗〕
その言葉通り、とにかくハッピーな空間。原宿にあったKAWAII CAFÉのように、店舗そのものがワンダーランドといえます。
メートルディのお姉さんが着ているのも、セバスチャンさん特製のヘアピースと服で、完璧にアニメ。
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来客者にも原宿ファッション・コスプレイヤーがいて、KAWAIIの人気が高いのがみわかります。
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同店の予約はすでに7月いっぱいは取れない状態。
ウェイティングリストが2300人だとか。
今いちばんニューヨーカーが行きたい話題の店ですが、ひと言でいえば、「アメリカ人が期待するハラジュク」感がいっぱい。
KAWAII、蛍光カラー、ロリータファッション、ツインテール、過剰なデコラティブ、ネコ、キッチュ。
もちろんこれは現実とは異なる日本であって、たとえば実際に原宿の街に行ってみれば、ゆるめのシルエットで、ロングスカート履いている女性とか、ボーダーTシャツ着ている人とかいっぱいいるじゃないですか。
でも全然映画に出てこないよね、ボーダー着た日本人。
いっぽうツインテールや地雷系の女子人口がどれだけいるのかは知らないけれど、映画での確率は、ものすごく高い。
これぞインターナショナルに期待される日本人像というか(笑)
さらに今回感じたのは、蛍光ライトがザ・ジャパンということ。
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映画でいうと、古くは「ブレードランナー」が描いた東京が、そのイメージでしたが、最近では、ブラッド・ピットが主演した「ブレット・トレイン」も蛍光ライトの色彩がすごかった。
そしてキアヌ・リーブス主演の「ジョン・ウィック4」
ここでは大阪のコンチネンタルホテル(インターコンチネンタルではない、笑)が出てきて、そこの支配人が真田広之、娘のコンシェルジェがリナ・サワヤマという、すごい設定なんですが、これがまさにレッドやブルーの蛍光ライトで、鎧とか日本刀が飾ってあるホテルなのだ(!!!)
なんでそんなにもハリウッドは、日本にサイケデリックな蛍光ライトを求めるのか?
これはやはり夜の繁華街のインパクトなんでしょうね。
日本のすごさは、街ビルにびっしり飲食店が入っていて、それが全部ネオンや灯りの看板を出しているところで、あれだけの数の飲食店が成りたっていることが驚き。
ニューヨークでいえば、レストランはほぼ路面店。ショッピングモールでもないかぎり、ビルの上階に飲食店が入っているなんてないし、看板も出ていない。
だから反対に、ネオンが光る道頓堀や渋谷の夜が「ザッツ・ジャパン」「すげー」と刺さるんでしょう。
そんなライティングからして、アメリカ人が期待する日本の魅力が詰まっているインテリア。
デザイン戦略がうまい!
セバスチャンさんワールドが楽しめる異空間ランドです。
噂のSUSHIDELIC、しばらく予約しにくいと思いますが、インスタ映えすることは間違いなし!
SUSHIDELIC
住所:177 Lafayette St, New York, NY 10013
予約は RESY