角川映画とテーマ曲
もう40年ほど前にもなりますが、角川映画のブームがあり、主題歌もヒットしました。
私は友達と「野性の証明」を見に行ったのですが、とても面白かったです。薬師丸ひろ子さんが目当てだったのですが、高倉健さんが男らしくて、ストーリーも私の好みでした。
ラストシーンでは、音楽がピッタリ合っていて、胸が熱くなりました。主題歌の「戦士の休息」を歌っていたのは町田義人さんですが、もう、すごい歌唱力です。曲も歌詞もどちらも好きです。
カラオケでは歌う人も多いらしいですが、かっこいい曲ですよね。時々ピアノで弾きますが、ちゃんとした楽譜は持ってないので、適当です。でもメロディー譜は売っているので、買っておこうかなと思っています。
「野性の証明」よりも前になりますが、「人間の証明」の主題歌を歌ったのはジョー山中さんです。こちらの曲名は「人間の証明のテーマ」ですが、歌詞は全部英語でした。それがまたいいのです。曲は日本的な感じがするのですが、英語の歌詞と妙に合っていました。
映画のコマーシャルでは「母さん、ぼくのあの帽子、どうしたんでしょうね」というセリフとともに、この曲が流れていました。この映画は見に行かなかったのですが、テレビドラマ化されたものは見ていました。
ストーリーは映画のものとは少し違っていたようですし、主題歌も別のものでした。岸本加世子さんが出演していたのは覚えています。私は勝手に岸本加世子さんの役に感情移入していました。学校が嫌いそうなところが似ていたからです。林隆三さんが主人公でしたが、これも面白かったので、毎週欠かさず見ていました。
このテレビドラマ化されたものの主題歌はりりィさんの「さわがしい楽園」ですが、これもいい曲ですね。ただ私はこの曲を忘れていました。動画で見て、ああ、この曲だった、と思い出したのです。ドラマに合っています。
「戦士の休息」と「人間の証明のテーマ」の作曲者は大野雄二さんですが、「犬神家の一族」のテーマ曲「愛のバラード」も大野雄二さんですね。「愛のバラード」というと、知らないと言う人もいるかもしれませんが、曲を聴けばきっとわかると思います。
主題歌を聴くと、その映画、ドラマを思い出して懐かしい気持ちになります。私はこの中では「戦士の休息」が一番好きなので、ピアノで弾くなら、やっぱりこれなのです。
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