【12月】沖縄/飛ばない那覇空港とM-1グランプリ 〜アクシデントと幸運〜
さかのぼること2年前、2022年12月
沖縄 那覇空港。
沖縄でもどんよりしがちな12月ということと、宿泊地が北部に位置する古宇利島だったこともあり、全日程天気が荒れた沖縄ステイだった。
(沖縄は天気が変わりやすいが、旅行中ここまで本気の雨が続くのは初めて)
そんな中でも特別な沖縄ステイを楽しみ、後ろ髪引かれながら那覇空港のロビーで待機していた。
搭乗口変更のアナウンスが2度もあり、「こんなこともあるんだな〜」と思いながら、言われるがままにゾロゾロと移動する。
気がつくと、いつの間にか搭乗時刻を過ぎている。
またアナウンスが流れる。
次はなんだ?
「本日の便は中止になりました」
「?!」
さらっとアナウンスされたけど、飛行機が飛ばない、ですって…?!
乗る予定だったのは最終便…!
今日、帰れないのか…
まさかのアナウンスにロビーはざわざわ。
時間が遅れたりすることはあったが、こんな経験は初めてだったのでびっくり。
現実味もなかった。
しかしこの時、内心とってもワクワクしていた。
その後の手順は、
その場で翌日以降の便で予約を取り直した。(たしか口頭)
ここはもう、1日沖縄時間をプレゼントされたと思い、思い切って満喫すべく夜の便を予約した。
(当初、朝イチの便で帰り仕事に行かないと、と言った夫を説得。せっかくのこんな機会、楽しもうよ〜♪)
空港の一階、ポーたま横に移動し、次は泊まる所を考える。
いつも恩納村に泊まるので那覇には詳しくないし、突然のことで、さてどうしよう。
しかも私は優柔不断で選択するということが苦手、時間がない時は特に。
この時点で21時を回っていたと思う。
焦る私をよそに、隣の夫は那覇空港のテレビから流れるM-1グランプリを観ていた。(この類は必ず観る人)
ひとり焦っていたところ、急に脳内に次のフレーズが降ってきた。
「アクアチッタナハ」
以前勤務していた会社の沖縄担当者が出張する際よく利用していたホテルだった。
あの時の記憶がこんな意外なことが役に立つとは…!
そのホテルは普通のビジネスホテルよりはグレードが高く、そういったホテルの中では朝食ビュッフェの評価が高い…
ということを直接話したわけではないが、その営業の方の隣の席でいつの間にか感じ取っていた。そして、あの人が利用するところなら間違いないな、と思いそこに決定!
それからいそいそと「ゆいレール」で美栄橋まで移動。
普段はレンタカーなので初めて沖縄の公共機関に乗り、そんなこともワクワク。
無事アクアチッタナハに到着。
・・するやいなや、夫はTVをつけ M-1を見始める。
ラストのウエストランドが出ているところだった。
私はその時ホテルのお部屋チェックなどでちゃんと見れなかったが、後日ちゃんと観て、2022年優勝したウエストランドのファンになった。
という、那覇空港とM-1の思い出を、今ごろ振り返って書いてみた。
翌日は、それまでの3日間が嘘のように晴れ、再度レンタカーを借り58号線を上り北の方へ・・。
(飛行中止になってくれたおかげで晴れの沖縄に会えた、ありがとう🙏)
最高にラッキーな沖縄旅になった。