
不安より不幸を選ぶ
ある人気ポットキャスト番組で
”不安に耐えるぐらいなら不幸のままでいる”
不安より不幸を選ぶ心理があるという話を聞き
自分の事を言われているような気がしてショックを受けた。
私には頑張る力が足りない。
踏み出す勢い
努力する強い気持ち
…
故に大きな達成感を味わった経験もないのだ。
就職氷河期時代を生きた私はなりたい自分になれないのは
時代のせいだと本気で思い込み
努力しない自分に言い訳してきた。
自分より人を優先させる良く言えば”やさしさ”や”謙虚”
といった性格が自分を優先できない弱さとなったのかもしれない。
時に運の悪さも天下一品。
自分を磨いてもどうせダメに決まっているという決めつけは自分から見てもみすぼらしい。
もっと自分を好きに大切にできないものか??
子育てする母の立場になって、子供たちが発する
”どうせ私は…” ”〇〇君はいいな~”と言う言葉に
何とかしなければという恐怖を覚えた。
題して「子供たちの自己肯定感を高める」
まずは自分を認めることから始めなくては!
46歳になった今もなりたい自分を夢だけみている。
学生時代から英語を使ってバリバリ働く自分を夢見ていた。
結婚前に3年だけ貿易事務の仕事ができたのが唯一の良い思い出だったように思う。
その唯一の経験を引っ提げて、18年ぶりに派遣登録した。
5件エントリーをして1件だけ会社訪問の機会が得られた。
最寄り駅から40分以内という私の希望は無視されたが仕方がない。
電車を乗り継いで、勤務先の最寄り駅から徒歩15分という職場は若い派遣社員にとっては除外される案件なのだろう。
残業は一日1時間程度と言われ、子供たちの夕飯の時間を逆算しては不安で身震いする。
とはいえ、46歳のキャリアなし、超ブランクありのミドルには選択肢はないのだ。
会社訪問後に縁は結べないかもしれないし、何とか仕事にありつけてもハード過ぎる毎日に諦めてしまうかもしれない。(不安しかない)
派遣会社のコーディネーターが笑いながら言った
「最長3年の長期のお仕事です。」
3年続ける事を目指して何とか食いついてみようかな。
3年後、「大変でも好きなことなら頑張れるよ!」と子供たちに教えられたらいいな。
不幸を飛び出して、不安な道を選んでみよう!!