不穏婦人会2
不穏婦人会2、忙しい年末に出力してくださった方、どうもありがとうございました。PDF公開中ですので、未読の方もぜひ…
ついでに第一回のPDFも公開したままです。こちらもどうぞ。第一回目は、みんな「不穏ってこんな感じ?」「わたし浮いてない?大丈夫?」と迷いつつ頑張っている初々しい様子が見られます。
まだ2号しか作っていないけれど、プレゼント交換はこれからも続けていきたい大好きな企画です。順番だけ決めて、サプライズプレゼント短歌→返歌&次の人へのプレゼント短歌→返歌&…を繰りかえしてゆくだけなのだけど、「相手をびっくり喜ばせたい」「しっかり受けとめて展開したい」気持ちが強すぎて、妙な化学反応が起こっています。普段割とすんっとした歌を作る婦人会メンバーの暴走が楽しくて、輪になって回っているうちにどんどんハイになっていく子どもの遊びを思い出します。今回は一組、ほんとうに狂ったペアが出現したので、いいぞもっとやれという気持ちと、この後に順番が来るわたしはどうしたら…という気持ちで変な声が出ました。「狂ったペア」はPDFをご覧いただければすぐ分かると思うので、ぜひ開いてみてくださいね。
連作は、テーマかぶりがないことのみを確認した後の孤独な作業です。小藤舟さんのちょっと見た目が違う単語に注目してください。普段何を食べているとこういう謎かけを思いつくのでしょうか。るるマリといい恐ろしい婦人です。重田さんと岩瀬さんの連作のサブリミナル効果で、年末年始はまんまと断捨離にはまりました。重田さんの予言通り充実した抽斗がちゃんとできあがりました。北谷さんはサンタクロースとちょっと危ういクリスマスを過ごしたようです(邪推)。
今回は年末年始号らしく「お正月特別ふろく!」みたいなのをつけたい、という話が早くから出ていましたが、紆余曲折あって「悟り企画 曼陀羅ぬりえ」になりました。短歌に色を感じる、というのは面白い発想だけど、まあみんな大人だから塗らんでしょ…とわたしは思っていました。が、実際塗ってくださった方がいて、それを見ているうちに塗りたくなってきて、めちゃ夢中で塗りました。だいぶ悟りに近づいた気がします。各メンバーの推し歌人に歌を借りるお願いをする、というところが最も緊張する場面で、みんな少女のようにこまかく震えつつDMさせていただきました。快く歌を貸してくださった推し歌人のみなさま、ありがとうございました。
今回はおやすみの青糸りよさんが告知画像を作ってくれました。ローテクばかりが揃っている婦人会で頼もしい存在です。雪が舞ってるの、かわいいので、ここでも見せびらかします。
「不穏」という縛りがあると早々にネタ切れになるのでは、という懸念があったのですが、不穏婦人会という仮面をかぶると、自分から距離のある歌が作れるのがわたしには嬉しいところです(いつもは自分が経験したことからしか歌を作ってはいけない、みたいな変な柵の中にいるので)。婦人会3でもまたハイパーに遊んでくださいね、メンバーたち。
*以上すべて個人の感想です。