現代で外国語の勉強はもはや「義務」かもしれない
SNSで話題のイケメン東大生みたいな人がテレビに出ていて「勉強は時給にすると4万だよ、なんで勉強しないの?」みたいなことを言っていて賛否両論らしい。
「高校生がバイトして時給1000円に喜ぶなら勉強したほうがいいのに」とも言っていて、最初「勝ち組目線で何を言っているんだコイツは・・・」と思っていたが冷静に考えると確かになと思う部分もある。
言われてみれば確かにそうだし、勉強とは必ずしも大学受験や高校受験の勉強ばかりではない。
大人にとっても無縁ではなくやっぱり何もしないよりは勉強していた方がいい。
特に外国語の勉強は趣味と近い場合は、楽しくもあるし世界や可能性が広がることでもある。最近の日本人は内向き志向になってきているが、今だからこそむしろ外国に目を向けなければならないだろう。
ただでさえ少子高齢化で将来は絶望に満ちている時に、その小さな日本社会の日常に適応する訓練なんてしてないで、もっと世界を見据えるべきではある。
薄給の仕事やゲームばかりしているよりは、勉強しているほうが良いのではないかと自分に言い聞かせている部分もある。
正直言って自分の生活はつまらなくて、小さな日常の中で楽しくない日々を過ごしているのだが海外に夢見ている時は「こことは違うどこか」「見たことが無い世界」に対する幻想もあって少しだけ活力がわいてくる。
どうせこの先の人生面白いことはないと思うよりも、何か新しい第二の人生について考えるとやる気は復活する。
そこまで華やかではないのかもしれないが、とにかくつまらない日常の中で心の拠り所のような場所でもある。
やっぱり外国語勉強していると視野も広くなってくるし、夢もちょっとずつではあるけど想像するようになってくる。
つまらない世の中の日常に埋没するよりは、趣味の一環でもいいからゲームするぐらいなら外国語を勉強することがいいのかもしれない。
日本人は外国語の勉強意識が先進国の中でもかなり低い部類に入っていて、大人になってからじゃ習得できないという先入観にも似た苦手意識があるように思う。
専門教育受けた人や特殊な才能がある人でなければ習得できないという考え方もあるし、明治時代のエリート留学生が高度な教養として会得して庶民は翻訳された文物を受領するという時代の価値観で止まっている。
外国語の勉強というのは大きく分けて2つのリスクに備えることができる。
1:AI時代における生存戦略
2:海外脱出の手段
これからあらゆる労働がAIにとってかわられるというのは散々取り上げられていることだが、そのAIができないことが「読解」だといわれている。AIというのは考えることができる領域になってきているとは言われるが基本的にパターンを統計する計算で成り立っている。
大学入試の問題でも数学は解けても現代文や英語では苦戦するというデータがあり、人間最後の拠り所は読解になる。ただこれも囲碁がAIに負けたように、今後AIの発展によって変わっていくかもしれないし、現在でも翻訳機の性能は高い。
しかしそれでも読み書き、そして会話も含めれば人間の持っている言語能力というのは機械には再現が難しい複雑なものであることに変わりはない。
機械的な判別は可能でも「意味」まで理解するようになるにはまだ先が長いし、構造的に難しい部分がある。そのため外国語の学習はメリットが高く、代替されにくいジャンルでもある。
逆に今自分は努力していると思っている人もそれが単純労働だったら、将来的にAI搭載のロボットにとってかわられる上に、同時に自分の肉体的な力も衰えてますます先行きが無いだろう。
そして2つめは現実的に日本が平均年齢46,7歳になってもうすぐ50歳を超えるという絶望的な少子高齢化社会の中で、いつまでも日本社会でやっていくのは厳しいと言わざるを得ない。これから平均寿命が100歳を迎えるという時代に、日本に住み続け単純労働だけで生きていくというのは不可能だ。
この日本社会で上位に入ることができているならまだしも、浮上していく見込みのない底辺がいつまでも衰退しか待っていない日本に住み続けてもどうしようもないだろう。
この格差社会の中で、特に日本に何か特別な資産や権益を持っている既得権益層でないならばなおさらだ。
この先は語学学習や将来計画のヒントになることも書いていますが、人生100年の話より目の前の220円のほうが大事だよという方に話しても、そこまで響かないと思うので購入者の方限定で話したいと思います。
そしてこれまで購入してくれた方には本当に感謝しています。
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