見出し画像

ママになって、自由に2拠点生活をしている

私は現在、41歳、12歳の娘を持つママです。
家族3人で埼玉のマンションに暮らし、上の階には両親が住み、
私は月の1/3くらい、自由に糸島に飛んで、一人暮らしの生活をしています。
「ママは留守で元気がいい」みたいな生活です。

この生活をして2年になりますが、とてもうまくいっています。
私がいない間は、親が娘の面倒を見てくれて、それが楽しいらしく。
夫も在宅仕事中にやたらと
話しかけてくる妻がおらず、ゆっくり仕事ができているようです。
娘は、一人っ子なので、ママがつきっきりよりも、適度にいろんな人と
交流があって、私はいるだけで価値があると思われるようになったので、
今の所、全員にとって良きなのでは?と思っております。
夫婦仲も離れる期間があった方が、お互いのありがたさがわかるような気が。

でも、こういう生活になるまで紆余曲折がありました。
24歳で結婚してから、17年になりますが、その間引っ越しが10回。
海外はアメリカのマイアミ、中国の広州、日本は東京や名古屋を行ったり来たり。

2年と経たずに引っ越しのある生活は、夫と娘の生活のサポートで精一杯な感じで、慣れた頃にはまた移動。
根無し草のように移動には慣れていくものの、なんだか疲れてきたなぁとも
感じていた中国広州での駐在中、コロナが起きます。
妻子だけ日本になり、娘を連れて2人帰国。

そこから2年別居。
我が子を一人で見ないといけないプレッシャーや、今まで忙しすぎて見ずにきた
自分の人生など、色々なことを考えるきっかけになりました。

その時期にたまたま知った、糸島という場所。
自然環境が整っているのに、空港や博多などにもアクセスしやすく、移住者も
多い。おしゃれなカフェや美味しい食べ物があるので、住みやすそうと思ったのが第一印象。
特に惹かれたのが、何か静かな感じがして、夕方くらいになった時に、音があまりないというか、静けさが自分にとってとても居心地が良く。
何もなくてもそこにいるだけで満たされる何かを感じて、数ヶ月に一回、
体が求めるという感じで、通うようになりました。

それから2年位経った頃、本当に住んでみたくなり、物件も見つけて、住んでみようかと思った矢先、夫の帰国が決まり、行き先は名古屋。

もう糸島で住むマンションも決めていたのですが、家族で離れ離れも良くないと思い、名古屋にお引っ越し。

でも名古屋に一年住んでいて、もうどうしても引っ越したい気持ちがおさえられなくなり、「糸」という字を見るともう糸島が恋しくなってしまうくらいに笑。
もうこれはあかん!ということで、家族に2拠点生活をすることの承諾を得て、
2023年の1月から住み始めました。

ところが、その年の3月に今度は東京移動に。。。
糸島に引っ越したその1ヶ月半後に今度は名古屋から東京にお引っ越し。
人生で初めて、一年で3回の引っ越しをしました。

人間、どうしてもしたいことがある場合、何年経っても思いが消えない場合、
それは叶える力があるんだと身をもって知ったのでした。

お金の面や、転勤族の身を考えると、何年住めるかなんてわからない。
一年だけかもしれない。
それでも住んでみたいという
「今を自分の生きたいように生きる。
でも、ちゃんと周りとの調和を持って。」

という選択が、2拠点生活の始まりでした。

2年経った今、いいバランスが取れていて、糸島で仲のいいお友達もでき、
直観に従って、自分の思いに従って住み始めてみてよかったなと思っています。

自分がこんな自由に2拠点を行き来しながら生きれる日が来るなんて、想像していませんでした。

でも思い切って行動してよかったです。
居場所が変わるというのは出会いも変わり、新しい価値観を自分に取り入れられることで、自分の幅も広がってきたように思います。



いいなと思ったら応援しよう!