日記:2025/01/26 - 2024 → 2025
2025年になり、歳もひとつとった。
2024年は良いことも悪いこともいろいろあった年だったが、多くの方からサポートをしていただき、結果的に質量ともに過去最高の仕事できた年になった。感謝しかない。
◉ noteという場所
特にnoteに課金してくれる皆さんのおかげでコンスタントに記事を作ることができた。今年は読者が一気に増えて、仕事先でも読んでくれてる人が目に見えて増えた。noteでは自分が今、日本のリスナーに伝えたいと思うようなものを媒体からの執筆依頼を待つことなく速やかに、しかも、SNSでの反響を気にせずに出せるようになっている。これはとても大きい。
例えば、年明けに出したステラ・コールの記事はSNSでは無風というか、全く反響はなかった(Twitterではいいねもインプレッションもめちゃくちゃ少ない)が、noteの閲覧数は当初から好調で、noteでは確実な手ごたえを感じていた。ステラは初来日だったのだが、3日間、ほぼソールドアウトで大盛況。noteの記事は来日後も閲覧数が増え続け、ライブを観た読者からの感想も送られてきていたので、note的にはいつも以上に好評だったと言っていいだろう。この来日はSNSに最適化する必要がもはや全くないことを強く感じさせたものだった。これが成立したのは場当たり的に数字を取りに行くのではなく、信頼できる読者を向いてしっかり書けるようになったのも大きかったと思う。このnoteでは去年からずっとそんなことができていて、SNSとは全く別の状況がある。これは完全に定期的に読んでくれている読者の皆さんにおかげ。重ねて、感謝を申し上げたい。
◉大学での講義と執筆活動
昭和音大での講義も二年目を終えた。自分なりの新しいジャズのプログラムはかなり完成に近づいてきたと思う。それに京都産業大学や青山学院大学でも講義をやって、そこでも意義のあるものができたのもあり、今年は講義の質もかなり上がった一年だったと思う。いわゆる音楽ライター的なトークショーや座談会ではなく、講義やレクチャーという形でひとりでしっかり喋れるようになったのは自分のキャリアにとっても大きなことだった。
そして、それが今、自分が行っている取材を含めた執筆活動と密接に繋がる形で行うことができるようにもなってきた。来年度の授業もライターとしての成果を反映させながら、ブラッシュアップしていく。音楽ライターが音楽ライターをしっかりやることで大学の講義が充実していくような手法を作りたいって目標にもかなり近づいてきたと思う。年末の青学の講義のように大学での仕事と音楽ライターでの仕事の両面を反映したようなものを読者にシェアできれば、音楽媒体ではやれない手法って部分でも魅力的だ。
京産大や青学のようにどこかでオープン講義、もしくは川崎市のホールでの講演のような機会ももっと作っていけたらと思っている。今年もいろいろ声がかかるといいのだが。
◉2024年の成果:記事
2024年の記事に関しては以下の記事の山をぜひ見てもらいたい。今後、日本でジャズ評論をする際に必要となる証言が山ほどとれたと思う。古びない記事が多いと自負している。
個人的にはノラ・ジョーンズのインタビューは未読の方には読んでほしい。棚ぼたで回ってきた来たノラへの初インタビューだったが、これまでに日本で行われたノラのインタビューの中でも出色の出来だと思う。必読と言えます。
また音楽がいい店を紹介する連載もしっかりとした記事が書けたと思う。音楽ライターが音楽がかかっている場所をどう書くか、のバリエーションのひとつになったのではないだろうか。
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