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楽器のように歌う21世紀のジャズ・ヴォーカリストたちと Introducing マイケル・マヨ with PLAYLIST

マイケル・マヨ(※Michael Mayo 発音的にはマイケル・メイヨかもしれない)というヴォーカリストの声を初めて聴いたのはおそらくネイト・スミス『Kinfolk : Postcard from Everywhere』だっただろうか。ちょうど、その頃、黒田卓也とどこかで雑談していた時に「最近NYだとマイケル・マヨってヴォーカリストがすごくて話題になっている」って話をしてくれたのを薄っすら覚えている。

ネイトのアルバムでは同アルバムにグレッチェン・パーラトもゲスト・ヴォーカリストとして起用されていて、その後、起用されたニーボディ『Chapter』『By Fire』ではグレッチェン・パーラトベッカ・スティーブンスとともに名を連ねていた。

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