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60年代どころか・・・。

今度の本は、けっこうカッチリとした論説集です。2015年刊。それでも10年前か・・・。

(16ページ)

ステファニー・クーンツいわく、 

「1950年代の家庭や地域の安定は、当時の社会全体を覆っていた女性、ゲイ、反体制活動家、非クリスチャン、少数派民族への差別と、多くの家庭の暗部のシステマティックな隠ぺいの上に成り立っていた。自分たちの自由意思で調和を保ち、互いにフェアであることができた家族にとって50年代は生きやすい時代だったかもしれないが、不協和音を呈した家庭や、抑圧的な家庭には逃れるすべがほとんどなかった。児童虐待、近親相姦、アルコール依存、夫婦間のレイプ、夫の暴力などの犠牲者たちは60年代も半ばになるまで頼る人も逃げ場所もなかった」

だそうです。

1960年代どころか・・・。2025年現在でも、頼る人も逃げ場所もなくて困っている人、たっっっっっっっくさんいますよーーーー!!!

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