プラトニックラブとタロットの女司祭
みなさんこんにちは☆
フォルトゥーナタロットの林エリヤです。
フォルトゥーナタロットや様々な占術で、皆さまと心願とを繋げて具現化していくメソッドを、シリーズでお送りしていきたいと思います。
プラトニックラブはどんな恋愛?
占いサロンにくる方の大半が女性で、その中でも相談内容の多くを占めるのが恋愛問題です。恋愛用語であるプラトニックラブですが、現在死後になりつつあるのか?10代の女性の中にはプラトニックラブと言ってもピンとこないようで?プラトニックラブという言葉自体知らない女子もたまにいます。そこで今回は最近の世の恋愛事情とプラトニックラブのすすめについて書いちゃいます。
プラトニックラブとはプラトン的な恋愛という意味ですが、プラトンがギリシャの哲学者というのはみなさんご存知のはずです。プラトンはソクラレスの弟子で、ソクラテスは恐妻家として有名ですね。師匠の恐妻家を見習ってプラトンも肉体関係を持たない精神的な恋愛を推奨したのでプラトニックラブになったと思っている方もいるかもしれません?
しかし、プラトンはプラトニックラブの実践者ではなかったようです。純愛主義者どころか当時のギリシャ人に多くみられたバイセクシャル(両刀使い)だったようです。
そんな哲学者プラトンの恋愛事情とは逆に、現在の日本でもプラトニックラブ(純愛)の実践者もいます。中には既婚者を好きになったけどプラトニックラブのままで満足という方もいるようです。また、乱れた恋愛事情(w不倫?)の実践者もいます。現在、コロナ禍が続いてマッチングアプリの流行で遠距離恋愛のカップルが増えたので、逢いたくても会えなくて仕方なくプラトニックラブ中のカップルもいるかもしれません。さらにマッチングアプリで知り合って実際に会ってもないのに結婚の相談にくるクライアントもいるので、十人十色人それぞれ複雑怪奇な恋愛模様に溢れているのが、現在の日本の恋愛事情かもしれません。
占いサロンで私が10代、20代の女性から恋愛相談を受けていてたまにあるのが、出逢って数ヶ月1,2回会ってで肉体関係になったけど、恋人として付き合ってくれない?というパターンです。10代、20代の男性の大半が貴女の肉体が目当てです!コレは肝に銘じておきましょう。恋の駆引きにプラトニックラブを導入しましょう!?「付き合う前はプラトニックラブ」これが若い男女の恋愛成就のキーワードです。
上記の逆が、サムライジャパン元監督の栗山氏が言っていたように、もう恋愛は十分というパターン?栗山氏のように仕事が忙しくプライベートも充実している方ならいざ知らず?ヒマを持て余している中年以降の男女は、疑似恋愛やプラトニックラブの実践をおすすめします。恋愛をしたからといって女性ホルモン分泌が増えてアンチエイジングに繋がるという訳ではないようですが?オキシトシンという幸せホルモンが分泌されますので、泥沼の不倫に嵌ってストレスが溜まりコルチゾール(ストレスホルモン)が分泌されるより全然好いはずです。
フォルトゥーナタロットの女司祭とは?
上記でプラトニックラブのすすめをお話ししました。ここからはタロットカードの大アルカナの中でプラトニックラブを象徴するカードでもある女司祭について解説します。一般的にタロットかードの2番は女教皇と呼ばれています?イエスキリストは女性の弟子をとらなかったので、歴史的に女性の教皇は存在しません。何故、女教皇がカードの名称になったか?諸説ありますが、有力な説は女教皇ヨハンナの伝説です。
『ひとりの女性がアテネにやって来て、学業において目覚しい成果をあげた。その後ローマにやってくると、知識で彼女を越える者はさらに少なかった。彼女は大きな尊敬と権威を獲得し、ローマ教皇レオ6世の死後、次の教皇に選ばれるべきは彼女だということは衆目の一致した見解であった。馬車で移動途中、彼女を陣痛が襲った。彼女はそこで死亡した。在位2年1カ月4日であった。そしてそこへ儀礼抜きで埋葬された』これが中世における聖母ヨハンナの伝説です。
フォルトゥーナタロットでは2番のカードは女司祭です。前回のウィッカの解説で触れたように、ウイッカでは基本的に10人前後の集団(カヴン)でサバト(祝祭儀式)をおこないます。このため基本的に女司祭と男司祭のペアがいます。殆どのタロットカードの大アルカナには、2番・女教皇と5番・教皇のカードが存在するので、一般のかたは、2番・女教皇と5番・教皇がペアになると思っているかもしれませね?しかし、現代タロットカードの成立に多大な影響を与えた19世紀のオカルティストや神秘主義団体(黄金の夜明け団)では、1番・魔術師と2番・女司祭がペアになります。
これも前回、ウイッカの解説にあるように、ウイッカの司祭の語源はアングロサクソン語の魔術師から来ており、タロットカードも隣に位置する1番・魔術師と2番・女司祭がペアになる訳です。また、2番・女司祭は、占星術では女性性を表す月に対応しており、ムーンチャイルドと呼ばれる、かに座生まれの女性の支配星と関連があります。数秘術で2は、女性性と受容性を表し、陰陽二元論の象徴でもあります。受容することで変化が生れ、運気が好転してくでしょう。
フォルトゥーナタロット女司祭のキーワード
2. 女司祭 正位置のキーワード
インテリな女性、若々しい、少女、冷静、処女性、品行方正、思慮分別、清楚、洞察力、直感
2. 女司祭 逆位置のキーワード
理屈が優先される、頭でっかち、落ちつきがない、極端な考えをする、頑固、神経質