無料添削デザインスクール #191「新春メガネセールバナー」
添削
新春のメガネセールバナーですね。
質感がいいですね。
■バナーの役割
実際バナーが表示されるとこのくらいのサイズになることがあります。
じっくり見るとデザインとして面白いのですが、バナーとなるとじっくり見てくれる人はゼロだと思って作る必要があります。
デザインも重要なのですが、アートよりも商業の色がとても強いのがバナーです。
紙の広告は集める人もいるくらいアートとして成り立っていますが、バナーを集める人は同業者かな…
デザインとしてはトーンも合わせてあっていいのですが、同化しすぎてパッと見て新春SALEと分かるかというと難しいです。
このデザインはとても良いので、全体を調整して見やすく、分かりやすくするといいかと思います。
■文字の流れ
先にも書いた通り広告を人は嫌います。
街中のポスターなら無視できますが、スマホやPCのかなりの範囲をバナーで埋め尽くされるとイライラしますよね。
アドブロックというものまであるくらい嫌われています。
じっくり見ないと分からないものはまず見ません。
文字の流れが何通りもあり、じっくり見るのを想定すれば左からつながっているように見えますが、実際はそんな文字を追うことはないです。
「新春にダンディな男性が…」
このくらいしか見ないです。
最短の時間で一番伝えたい文字を見せる必要があります。
例えると、ショッピングモールで呼び込みをするバイトを自分がしていると想定して、歩いている人をどう振り向かせるか。
これをバナーにする感じです。
時間は0.4秒くらい。
「新春ですね!」
そうですねとしか思われません。
「メガネセール中!」
メガネの人なら少しは気になりますよね。
「メガネ2本目半額!」
私もメガネユーザーなので、どこかでこれやってたら買おうと思ってます。
潜在的に思っていることをズバリという必要があります。
バナーも一緒です。
■分割
二分割してありますが、バナーは写真も重要ですが、文字を読ませることも重要なので、写真を二枚入れるよりも文字を大きくして写真一枚で構成してあげると情報量の整理にもなります。
文字よりも写真の方が目が行くので、文字を読まずに写真だけを見てしまいます。
なので一番大きい「新春」と「ダンディ」しか目に入らなくなります。
バナーはポスターのようにビジュアルよりも文字が主役です。
まとめ
全体のデザインは尖っていて、ここまで作れる人はそういないので、まとめて見やすくしたらすごくいいバナーになるはずです。
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