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エリリンの時差日記

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#食レポ

FOOD@台北:201007-誠品信義店 eslite café の頰肉牛肉麺

情緒不安定が続き引きこもって7日間の末、お手伝いのおばちゃんの励ましで、やっと家から出られた。目的は特になく、強いて言えば読もうと思う本が一冊あったと思い出して、とにかく誠品信義店へ。 しかし目的に着いた途端、本棚エリアへ直行するのをやめて、ふらっと eslite café に。前回通った時から気になって気になって仕方がない、牛の頰肉を使うという牛肉麺を食す。 定価390元という強気価格。誕生日クーポンで20元引きだけど、体感的にはあまり変わらない。台北での牛肉麺は平均1

FOOD@台湾:201024-台湾ピザハットのハロウィン限定ブラックピザ「竹炭ガーリックチキン」を食す

YouTubeで出来のいい『ジャッジアイズ』プレイ動画を明け方まで見て気分が良いので、台湾ピザハットの狂気なハロウィン限定「竹炭ガーリックチキン」ピザを頼んだ。 近年は「ドリアンピザ」やら「ラーメンピザ」などと狂気な限定メニューを連打してくる台湾ピザハット。今回もよくやってくれた。マヨネーズで蜘蛛の巣を表現し、みみは同じく期間限定の「竹炭ゴールデンチーズクラスト」に固定したダークな1枚。箱を開けた瞬間に溢れるにんにくの匂いはまるで鎮魂の香り。 ほんま狂ってる(いい意味で)

FOOD@台北:200220-吳寶春麥方店 臺北信義旗艦店

歴史には植民され続けて結構アレだったのと、今も現在進行形のいざこざもあるため、世界を見る台湾人の目は何かと屈折。海外で賞を取ったり、国際大会で優勝した台湾出身者を見かけては、何かにつけて「台湾の光」と祭り上げたがる。吳寶春(ウー・バオチュン)もそのひとりだった。 いや、素ですごい人だよ。苦労の多い幼少期を根性と努力で乗り越え、米を主食とする東洋人なのにフランスで開催される国際的なベーカリーコンクール「マスター・ド・ラ・ブーランジュリー(Masters de la Boula

FOOD@台中:200215-旧台中市役所 CAFÉ 1911

二月中旬、前に鵺の食レポに出てきた、ロサンゼルス在住なのに、太平洋をあたかも池のようにしょっちゅう渡る友人・ユージンの計らいで、彼と私の日本やアメリカや台湾の友達を誘い、まず雲林県のあるスポットに訪ね、それから彼の育ちの故郷である台中市に一泊の小旅行をした。 スケジュールを組む段階で「台中二日目のお昼は、台中市政府のとこにある台中市役所で食べようか」と言われた時、早口言葉かと思った。調べてみたら、現在の台中市役所=台中市政府のすぐ横には日本統治時代の旧台中市役所だったが、の

FOOD@台中:130614-提督府牛肉麵

古い古い牛肉麺ログ第二弾。台中のかなり個性的というか、強烈なクセのある牛肉麺。本店は市中心からやや離れていて、しかも20年も前のオープン当時から金・土・日だけ営業だとの伝説を持つお店なので、2013年は週に五日営業の太原店に。だがこの太原店もすでに2017年に閉店し、いまは本店に行かないと食べれない。レア牛肉麺です。 提督府牛肉麵は1999年、公務員だった店主が「定年退職後の楽しみ」として、大里に開業。そのまま今に至る。看板メニューの「提督紅燒牛肉麵」のもっとも特徴的なのは

RAMEN@中野:鶏白湯を楽しむのならここから選べ【4軒】

目次と有料記事機能を試したいから、四軒だけだけど、いちおう「鶏白湯編」は揃ったのでまとめよう。有料と言っても百文字ほどの結びだけで、メインは全部無料で読める。なので投げ銭感覚で捉えて頂ければと。ラーメン資金にします。 前にFacebookのコメント欄で「おすすめは」と聞かれたが、各店は実にそれぞれ特徴があって、順位付けできないと思う。とは言え、項目別に点数つけられるほどの味覚も持ってないから、想定したシチュエーションで紹介するだけ。ご自分の需要に応じてお選びください。すべて

¥100

FOOD@台北:131009-劉山東牛肉麵

2013年頃は台北の西門町のジムに入会したから、一年ほどその近辺に出没していた。なんとなく牛肉麺屋さん多いなあ、とのなんとなくから、気まぐれで牛肉麺を食べていくと決めて店を回った。 濃いめの味が苦手なので、コンソメスープベースの清燉牛肉麵中心だが、いつのまに「マイ牛肉麺データベース」みたいのができた。たまに友人におすすめ聞かれたりするので、思えばそれなりに需要があるかもしれない。感想も写真も古いデータで時系列も無視するけど、ここを借りてまとめてみよう。 最初の一軒は「劉山

RAMEN@中野:180709-藤丸*鶏塩らーめん編

鶏白湯の冒険最終回。 ええっ? もう終わり? と思うかもしれないが、中野駅近辺縛りだから、四軒もあれば十分だろう。 最終回に飾るのが鶏白湯つけ麺で有名な「藤丸」だが、つけ麺だとついつい多めに食べてしまうので……それにこの前日は「上海麺館」で300gも食べてしまい(反省)食べ過ぎのを危惧して鶏塩らーめん(180g)プラス玉子を。 スープはとても上品な味で、グイグイ飲める。ほっこりとしたやさしさが、ゆっくりと体の中に流し込んでくる感じ。鶏肉もおいしい。つかれた時には思い出し

SWEET@中野:191106-はいから喫茶 桃花園

しばらくは過去の食レポが多めで申し訳ない。ラーメン続きもちょっとアレなので、もうすぐ桃の節句を迎えるから、去年の暮れに訪ねた、スプリングなかわいいドリングのある小さなお店を。 タイムラインに流れてきた中野経済新聞の記事を見て、さっそく行ってみたレンガ坂上の桃園通り。11月5日オープンしたばかりの、桃をテーマにしたドリンク屋さん「はいから喫茶 桃花園」の一押しメニュー「飲む桃」(600円)を頂く。 生クリームに桃スムージー、下の透明な桃ゼリーが実に美しい (๑´∀`๑) セ

RAMEN@中野:180708-豚そば鶏つけそば専門店 上海麺館*鶏つけ編

鶏白湯の冒険が続く。「麺匠ようすけ」と同じように、ネットでの評価を参考してからの「上海麺館」。この記事にまとめる時、大成食品のサイトをチェックしたら店名は「豚そば鶏つけそば専門店 上海麺館」とはじめて知った。「豚そば」と「鶏つけ」は店名の一部……だと? めったに休まない店だけど、7月9日はちょうど定休なので、その前日の8日で行った。老舗の製麺会社の直営店だから、ポイントは麺かな? と思ったら、のれんに「豚そば」、「鶏つけ」がでかでかと書かれ、スープにもそれなりにこだわりがあ

RAMEN@中野:180707-麺匠ようすけ

この前日、まったくの偶然で見つけたけど、大満足だった鵺は鶏白湯ラーメンの有名店なので、そのままこのテーマを続けようと、ネットで中野エリアの鶏白湯ラーメンを調べた。ラーメンデータベース評価のもっとも高かったのが「麺匠ようすけ」というお店。 Googleマップを片手に行ってこようと……青葉の向かいじゃないか! 挟んだ路地をそのまま歩いて行くと鵺じゃん。何この激戦区こえぇ。 開店時間五分すぎで到着し、食券を買って入ろうとしたら満席。なるほどカウンターは七席しかないから、ちょうど

RAMEN@中野:191102-煮干しそば 梵(200225閉店)

noteの使い心地がよかったので、中野でぶらぶらと食べてきたラーメンを、2018年の夏から順を追って載せようと思った矢先、Facebookグループ「中野ファン」で「煮干しそば梵」は「オーナーの意向で2020年2月25日に閉店」との情報が。なので繰り上げて先に記録しようと思う。 3月までに東京へ行けそうにないので、上の写真はMakino Kenjiroさまが「中野ファン」でのポストから拝借しました。ご快諾に感謝です。 東京に滞在する時によく通る道にあるので、店先にぶら下

RAMEN@中野:180706-NOODLE DINING 鵺

異邦人にとって、中野北口エリアの路地はちょっとした迷宮。 雨の日。重度の方向オンチが通常運転し、普通に逆走して見慣れない路地に迷い込んだ。うろうろしていたら、看板が目に留まったミュージックカフェの隣に、おしゃれバーみたいなラーメン屋さんがあると気付いた。 なにこの隠れ家的な……看板を見てみると、「鵺」(ぬえ)との読みづらい名前のお店。店外に賞歴と雑誌の紹介記事が貼ってある。ざっと読んでから入った。 鶏白湯で有名なお店らしく、内装がまるでバーのようなわけは、もともとバーだ

RAMEN@中野:180704-中華そば青葉 中野本店

中野にいるから、ミシュランガイド2015のビブグルマンにノミネートされた「中華そば青葉」の本店へ行ってきた。魚介系と動物系が調和するスープがとてもおいしい。 ラーメン経験値があまり高くないので、細かいところまではよくわからないが、あっさりしたのが口に合う。新宿の「風雲児」以来(そちらはつけ麺だが)近年めずらしくすんなりと飲み干せたスープ。癒される (*´ω`*) おいしさを全く伝わろうとしない、インスタ映えなんぞ知らんと言わんばかりの盛り付け。そしてメニューには四択だけ。