霊感0の私に少しだけ霊を意識させた2人
今まで霊的な体験をしたことがない。
金縛りも心霊写真もまったくの他人事で、そんな世界もあるのか~くらいの感じだった。
そんな私が、少しだけ、ほんとに少しだけ、霊的な存在を意識したことがある。
同級生Kちゃん
高校の同級生にKちゃんという子がいた。
背が高くてスタイルがよくて、メガネの似合う子だった。
そのKちゃんが「あたし、霊感がある」と言う。
なんか面白そうだったので聞いてみると、人の守護霊が見えるらしい。
そのちょっと前、私はそんなこと何も話さないのに、「小さいときから大事にしてるぬいぐるみがあるな」と言われたことがあった。
ずばりその通りで、白猫のぬいぐるみと、覚えてないくらい昔から一緒にいる。
私の守護霊について詳しく聞くと、「第二次世界大戦で戦死した海軍将校」だと言われた。
「人間より猫が好きで、死ぬまで心配してたのは知人に預けた飼い猫のこと」だったらしい。
ちなみに人間には興味なくて生涯独身だったとか。
私も犬とか猫は涙が出るくらい好きなので、かなりテンションが上がった。
かわいい猫を遺していくのは辛すぎる。
私なら成仏できない。というか意地でもしない。
でも正直そのときは半信半疑で、え~オモロ~ぐらいの気持ちだった。
社員Nさん
高校卒業してから、Kちゃんとは会っていない。
守護霊のことも忘れかけて、大学のときバイト先で会ったのが、社員のNさん。
何人かと雑談をしていて、Nさんがいろいろ視えるタイプだという話になった。
そのときKちゃんのことを思い出したので言ってみた。
私「高校のとき友達に、守護霊がいるって言われたんですよ」
Nさん「軍人さんでしょ?」
守護霊としか言ってないのに…!
えっホントにいるん?まだいるん?
Nさんにいろいろ聞くと、私の背後に軍服の人が視えたらしい。
私と将校(の霊)は赤の他人だけど、好みや性格が似てると守ってくれることがあるとか。
性格 犬・猫>>>>>ヒト
心あたりしかない。
遠い親戚かと思ってたけど他人だったのか。
他に教えてもらったのが、守護霊は1人じゃなくて何人かいるということ。
今の私の性格に近い霊が先頭で守ってくれて、性格が変わると先頭も交代するということ。
自分が行列のできるラーメン屋みたいな状態だったとは。
そんなに守護されてたん?
守られてる実感ないけど。
まったく関係ない2人から同じことを言われたので、さすがに霊感0の私もちょっと意識するようになった。
(Kちゃんゴメン)
この2人に聞いとけばよかったなーと思ってるのが、将校の愛猫はどうなったか問題。
預けられた先で、最期まで世話をしてもらえたのか?
ずっと飼い主を待ってたのか?寂しがってなかったか?
何て名前だったのか?性別は?ミケ、トラ、サバ、何猫だったのか?
将校本人についても、どの辺で戦死したんだろう、とかはチラッと考える。
けどそれより彼の猫が気になるので、こういうところが守護される理由なんだろうなと思う。
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