211. 柚よりすごい「長門ゆずきち」
「ゆずきち」は、
古くからこの辺りの家の
庭先に植えられてきた柑橘。
カボスやスダチに
似ているが、
詳しい来歴は
わかっていないらしい。
専門家がDNA鑑定をしてみると、
何処にもない新種であることが分かった。
長門の国で生まれて、
柚より優れているから
「長門ゆずきち」と命名された。
「ゆずきち」は、
ジューシーで種がない。
手でぎゅっと絞ると
爽やかな香りと共に
果汁がほとばしる。
たっぷりかけても
食材の味の邪魔をしない。
皮の部分は
βカロテンが多く
抗酸化力に優れている
という。
昨日は、
そんな有り難い果実
長門ゆずきちの収穫をした。
場所は、
湯本温泉から
車で20分の俵山。
俵山温泉は
泉質の良さで、
西の横綱といわれる。
温泉だけでなく、
俵山は自然の宝庫だ。
田園風景は美しいし、
お米も栗も質が良い、
ジビエも美味しい。
そして
「長門ゆずきち」の
一大産地。
昨日は、
俵山の山々が
錦繍に染まっていた。
日差しがポカポカ
体を温めてくれる。
聞こえてくるのは
風の音だけ。
無心にゆずきちを
収穫する。
この不思議な
気持ちよさは
何だろう?
俵山にいると、
大地に山にすっぽり
守られているような気がする。
昨日、
私達を案内してくれたのは、
20代の若い移住者カップル。
高齢の農家さんから
ゆずきち園の管理を請け負っている。
ゆずきちの収穫を
体験したい方は、
連絡下さい。
繋げます!