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山口県長門でツナガル
人口約20万人の
スイス・ジュネーブ市に
24年暮らした。
それから、
ヌシャテル州の
コルノ(Cornaux)という
村に引っ越して、
4年弱過ごした。
コルノの人口は、
約1600人。
ジュネーブの24年間と
コルノの4年間に
生まれた人間関係を
比べてみると、
コルノ村の方が、
はるかに濃くて、
長続きする確率が高かった。
ジュネーブは、
人口の半分以上が
外国人だったから、
多様な人に
たくさん出会えた。
面白かった。
でも、
様々な理由で
ほとんどの友人が
数年後に
ジュネーブを去った。
反対に、
コルノで知り合ったのは、
地域に根付いた人々だった。
お付き合いも、
親しいご近所づきあいで、
頻繁に食事に
招待し合ったり、
一緒にお散歩をしたり。
私が日本に戻った今も
連絡を取り合っているのは、
ジュネーブの友人も、
コルノの友人も
それぞれ4・5人ほど。
24年対4年
20万人対1600人。
の結果がほぼ同じ。
今、私が暮らす
長門市深川湯本地区の
人口は約1600人。
コルノ村と同じだ。
そして、
当地でも、
コルノ村にいたときのような
濃くて暖かい人との繋がりがある。
湯本温泉街の
住人は、ほぼ皆知り合いだ。
頻繁に行き来する友人達がいる。
まちに出れば、
知人・友人に出くわす。
未知の人とでも
ひょんなことから
ツナガル。
昨日も
仙崎のカフェ
Snow Dripで
新しいご縁ができた。
顔なじみの
カフェの常連客と
談笑していると、
友人がオーストラリアからの
訪問客を連れて
やって来た。
一つのテーブルに集まって、
お茶を頂きながら、
ワイワイ楽しい時間になった。
オーストラリア人の彼は、
次回に日本に来たとき、
私の宿、ComeShineに
泊ってくれることになった。
仙崎のSnow Dripは、
美味しいコーヒーと、
店主の人柄が
多様な人を惹きつけて、
新たなご縁を紡ぐハブになっている。
私の食堂と宿、
ComeShineも
そんな場所に育てたい。