とらや商店最後の日
2024年最後の日は、
とらや商店最後の日。
沢山の人が愛して
80年続いた。
私が、
長門湯本温泉に
移住して以来、
3年と9ヶ月、
毎日通ったお店。
とらや商店に行けば、
大抵の物は揃う。
地野菜や新鮮なお魚、
そして、
とらや商店だからこそ、
入荷できる希少な品物も
沢山あった。
でも、
とらやさんの一番の魅力は、
お店を切り盛りする
フサコさん。
笑顔が愛らしくて、
コロコロ笑う。
優しくて、
面倒見が良くて
頼りになる。
フサコさんに会いたくて、
あの笑顔を見たくて、
毎日通った。
近所の高齢者の方々にとって
とらやさんは、
癒やしの場所であり、
イートインでもあった。
いや、それ以上だった。
缶コーヒーや
ジュースを買って、
レジ横の椅子に座って
フサコさんや娘のちぃちゃんと
おしゃべりをする。
出来合いのお惣菜を買って
ご飯を食べていく方もいらした。
とらや商店は、
まちのハブだった。
れも
今日が最後だ。
ものすごく寂しい。
でも、良かった。
80才をとうに過ぎた
フサコさんに
やっと自分を労る時間ができる。
膝の痛みを抱えながら、
毎日、毎日、
朝早くから働き続けた
フサコさん。
沢山のことを教わった。
いつも助けて下さった。
細々と気遣って下さった。
ありがとうございました。
長い間、お疲れ様でした。