11. 山口県長門湯本に移住する(5):ご縁を育てる
こんにちは。山口県長門市湯本のComeShineです。
隣町の萩市に大井という、
田園風景がなんとも素晴らしい場所がある。
大井に移住されたご夫妻が、
「つぎはぎ農園」という、
名前だけでも楽しそうな、
民泊を運営していらっしゃる。
ご自宅の蔵を改造してつくった民泊には、
全国のフリーペーパーを集めた、
小さな図書空間もある。
先日、つぎはぎ農園さんが主催された
田植えに参加した。
萩の海が見える高台の田んぼで、
自然栽培米を育てる試みだ。
私は、お米大好き。特に、玄米。
私と同姓同名の麓絵里さんが、
富山で育てている、自然栽培の玄米を
毎日いただいている。
食べても、食べても飽きない、
もっと好きになる。
こんなに美味しいお米を、どうやって育てるんだろう?
と、いつも思ってた。
それが、田植えに参加した理由の一つ。
今回の田植えは、
山口県初の紙マルチを使った田植え。
紙マルチが日光を遮断して、雑草の繁殖を防ぎ、
水田中の微生物が、紙マルチを徐々に分解してくれるので、
回収する必要もないそう。
素晴らしい!
恐る恐る、水田の泥水の中に、
素足で入る。
フワフワ、ヌルヌル。
あら、意外に気持ちいい!
転ばないように、最新の注意を払う。
と、足もとに黒い物体が、、、
オタマジャクシ!
全長3cmほどのオタマジャクシが泳いでる。
1cmくらいの、超ミニオタマもいる。
一所懸命、泳いでる。
さて、田植え。
指先で、紙マルチに穴を開けながら
少しずつ、苗を植えていく、
結構、大変。
時々、腰を伸ばして、周りの景色を眺める。
大らかな景色と柔らかな風に励まされて、
又、腰を曲げる。
周囲からきこえてくるのは、
なぜか、関西弁ばかり。
ここって、山口県だよね?
お昼休みのおしゃべりで、
参加者のほとんどが、移住者であることを知る。
大阪の方が大部分。
一緒に長門から参加した友人も、私も、
大阪出身なので、超ローカルな話題で盛り上がる。
この辺りの豊かな自然と、
自然と共にある暮らしに惹かれて、
萩や、長門にやって来たひとばかり。
移住者目線で、この山陰の土地を
語り合うのが、楽しい。
素敵なご縁の種は、
至る所にあるような気がする。
行動を起こしさえすれば。
行動を起こす勇気、という稲が、
私の心にすくすく育つように、
心にも紙マルチを敷いて、
「世間」とか、「普通」とかっていう
雑草が育たないようにしよう。
守りに入ったら、成長しなくなる。
人生が、ツマラナクなる。