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223. 柚子サンファ茶づくり
生まれて初めて
サンファ茶をつくった。
柚子サンファ茶
ワークショップが
開催されたのは、
海辺の小さなまち
小串(こぐし)。
小串までは、
長門湯本温泉から
車で約1時間、
国定公園の
海岸線を走る。
昨日は、
素晴らしいお天気で
青い海が
キラキラ光ってた。
柚子サンファ茶は、
韓国の伝統的な薬膳茶。
柚子の中身をくり抜いて、
生薬を詰めて蒸し、
乾燥させたものを煎じて作る。
柚子に詰めた生薬は、
9種類。
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サンファ茶は、
疲労回復のお茶。
気と血を補い、
身体の陰陽バランスを
整えるお茶。
私は漢方で言う、
気虚、血虚体質なので、
ピッタリだ。
サンファ茶は、
寒くなる時期に仕込み、
半年ほど熟成させたあとに
煎じて飲む。
柚子サンファ茶の
ワークショップは希有だ。
都会でもあまりないと思う。
あっても
柚子や高価な生薬を
沢山使うので、
きっと参加料も高い。
それが、
昨日のワークショップは
僅か2500円。
生薬の他に
講師の方が日頃から
山野を歩いて
摘んできた珍しい野草も
沢山有って、
使い放題だった。
長門近辺で開催される
こんなワークショップは
沢山ある。
下のリンクはその一例。
そのほとんどが
低価格。
主催者の目的が
お金儲けではなくて、
役立つことをシェアしたい
と言う気持ちが強いから
だと思う。
健やかな暮らしの
コミュニティーを
つくることが
やりたいこと。
そんな場所だから、
気の合う人と良いご縁が
出来ることも多い。
田舎に暮らすと、
多様な経験ができない、
出会いの数が少ない、
と思っている方が多い。
でも、
私の長門暮らしを
振り返ってみると、
そうではない。
数だけでみれば
都会にかなわなくても、
出会いや機会の
クオリティーは
長門の方が断然
勝っていると思う。
スイスでも
イギリスでも
豊かさを感じたのは
田舎に暮らしていたときだった。
その豊かさに
長門はちっとも
負けていない。
(タイトル写真は、蒸して炒った後のサンファ茶。これを半年から一年熟成させる)