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山口県長門に移住する(55): 訪問者たち

私が暮らすシェアハウス、
みかん荘の夏みかんの木が
去年たくさん実をつけた。
 
髙枝バサミが届かない
上の方に成った実は、
熟して落ちるのを待つ。
 
夜中に強い雨が降ったり、
風が吹いたりすると
翌朝は、庭に夏みかんが
ゴロゴロ落ちている。


 

ミカンの実が
屋根に落ちると、
ゴン!と大きな音がする。
 
みかん荘に
住み始めた頃は、
毎回驚いて飛び上がった。
 
そんなミカン爆弾の
音にもなれた頃、
ゴン、ゴン、ゴン!
と立て続けに大きな音がする。
 
雨も降っていないし、
風もない。
 
不思議に思って、
外に出てみると、
母屋の屋根に
お猿さん発見!
 
その日は、
30頭ほどの
お猿さんの群れが
湯本に遠足に来た。
 
みかん荘脇の小山を
走りまわってる。
 
おっきな猿も、
ちっちゃな猿もいる。
 
小猿は、
キー、キー鳴きながら、
追いかけっこをしてる。
 
凄く楽しそう。
 
賑やかな訪問は、
2時間ほど続いた。
 
お猿さんは、
時々しかやってこない。
夏みかんの皮を剥いて
食べ散らかしてあるから
来たと分かる。
 
鹿さんは、
毎晩やって来て、
丹精して育てた
木の新芽やお花を食べる。
 
アナグマさんも
毎晩やって来て、
落ちた夏みかんを
お持ち帰りになる。
 
朝も、昼も夜も
異なるキャスティングで、
何かとエンターテイニングな
長門湯本の暮らし。

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