山口県長門に移住する(90): 夏霞(なつかすみ)
朝の散歩で
夏霞(なつかすみ)を見た。
昨日の夕方
久し振りに大雨が降って、
湯本のまちが、
お湯を撒いたように
もあーっとしてる。
歩く体が
なんとなく重い。
それでも頑張って、
竹林の階段を上がってみたら
この景色だった。
キレイ。
毎朝の散歩が
続くのは、
こういう美しい風景が
私を待っているから。
みずみずしく青い山々
音信川の草花
蝶々にトンボに水鳥たち
清らかな川の水。
朝の散歩は、
穏やかな日々に
感謝する時間でもある。
何事もない、
フツーの日常が
どれほど有り難いことか。
今日は終戦の日。
私は1960年生まれ、
戦争とか
安保闘争とかとは
関係なく大きくなった
ガラスのジェネレーション。
このまま安穏に
死ぬまで暮らせると
思っていたけど、
どうも、そういうわけには
行かないようだ。
2022年末に
タモリさんが
予言したように
「新しい戦前」
はとっくに始り、
次の段階へ着々と
準備が進んでいる。
この穏やかな日々が
少しでも長く続くように、
大切な存在を守る為に
今、私ができることは何か?
今日も
一所懸命、考えよう。
散歩から戻ると、
猫さんが
私の椅子を占領してた。
「朝顔やつるべ取られてもらひ水」
この句を詠んだ
加賀の千代女の気持ちが
よくわかる。
気持ちよさそうに
くつろいでいる猫さんを
追いやるのも可哀想だ。
仕方ない、今日は、
プラスチックの椅子で
我慢しよう。
(プラスチック、嫌いなんだよなぁ)