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山口県長門に移住する(126): 切り捨てる勇気
私が暮らすシェアハウス
みかん荘には、
ヤモリがたくさんいる。
壁や窓ガラスに
ペタッと
張り付いている姿が
愛らしい。
文字通り、
家を守ってくれる
有り難い存在だ。
その有り難いヤモリを
家の猫さんが
とってくる。
ヤモリ狩りが、
彼のマイブームなのだ。
少し前は、
セミ狩りだった。
毎朝早朝、
ヤモリをくわえて
猫さんが帰ってくる。
すぐ逃がしてあげたいけど、
それでは、
猫さんの立場がない。
やきもきするうちに
ヤモリは自ら尻尾を切って
猫さんの注意をそらす。
猫さんが
うごめいている尻尾を
見ている内に
ヤモリさんを
レスキューする。
我が身の
一部を断って
命を守るヤモリ。
本質を守る為に、
切れるものは切る。
消費社会に
どっぷり浸かった
私達が学ぶことは多い。
体にいいから、
と、むやみやたらに
食べるより、
体に悪いものを
摂らないようにすれば、
遙かに健康になる。
あれもこれもと
手を出すより、
本当にやりたいことに
集中する方が、
毎日の充実度も
シアワセ度も高まる。
加えるより減らす、
やるより、
やらないを
実践する。
私の体はひとつっきり、
一日は24時間、
私の寿命も日々
残り少なくなっていく。
世間や、
他者の意見に惑わされず、
私が大切にしたい
モノやコトの
本質は何か?
そこだけに集中しよう、
残りは、潔く切り捨てよう。
例え痛みを伴うことになっても、
本当に大切なことを守ろう。
ヤモリが教えてくれた。