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学童保育の思い出〜子育てのヒント〜発声の力を抜くと

2年生の男の子が背中を向けてコソコソしていました。
そっと覗くと、お友達のカバンについているキーホルダーを触っていて壊してしまったようです。
『人のものには勝手に触らない』ルールがあるのですが、誘惑に勝てなかったのでしょう。
さあ、第一声、何と声をかけますか?
取り敢えず、『何してるの?』でしょうか?
声の大きさは?強さは?
大勢の子ども達がわちゃわちゃしてあっちで揉め事こっちで泣き言😫の中でルールを破ったり、いたずらしたり。『もー、何してるのよ⁉️』って叫びたいところです。でもこれ、事態を悪化させるんですよね😨
もう、殻にこもって何も喋らないか、咄嗟に自分を守るために事態を誤魔化そうとするか。乱暴な態度を見せることもあります。
そうなると、職員は解決まで時間がかかるし感情にも影響が出ます。何より、子どもが傷付くことになるのです。

こういう時、上手に子どもの話が聞ける職員がいました。普段は、ちょっと頼りない感じの男性職員です。感情が昂っている子どもの隣に座って(前ではなく隣がポイント!)背中をポンポンしながら話を聞いています。
段々子どもが落ち着いてきてポツリポツリと喋り始めます。
声を張らない。息が抜ける位でちょうど良いのです。

近づいてから、『どうしたの?』と、力を抜いて声をかける。
怒りたい気持ちはわかりますが、ここは、プロ意識を持って!
正面に座ると威圧感があるので、隣に座って話を聴く。
じっくり聴かないとその子の気付きや成長に繋がらないので、他の職員に声をかけてちょっと時間をもらいましょう。

声を掛けなかったために他の職員が見守りの眼が減っていることに気付かず、別の所で子どもの揉め事が起きることがあります。要注意です。連携大事!

もちろん、我が子の子育てにも有効ですよ!
時間に追われるママには、『ムリ!』ってなるでしょうけど、ここが一番大事な時間に思えませんか?
失敗や間違いは、成長のチャンス!ですよ🍀

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