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この町の誰かが/ヒラリー・ウォー
クロックフォード──どこにでもありそうな平和で平凡な町。だが、ひとりの少女が殺されたとき、この町の知られざる素顔があらわになる。怒りと悲しみ、疑惑と中傷に焦燥する捜査班。だが、局面を一転させる手がかりはすでに目の前に……! 警察小説の巨匠がドキュメンタリー・タッチで描き出す《アメリカの悲劇》の構図。
MWAグランドマスター賞受賞第一作。
【相関図】
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【感想】
発行は1990年だからそれほど古くはない。失踪-殺害された少女について,全編証言で構成される手法がとられており,海外ドラマのような感じ。狭い町で,誰がやったにしろ,顔見知りの犯行だというのがキーになっていて,住民間の不信感,人間関係が上手く書かれている。最後は犯人がはっきりするが,そこからも一ひねりあって巨匠ならではというところが見える。