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社会保障制度が持続可能だと信じる人が多いほど社会保障の持続可能性が下がる

社会保障制度が持続可能であると信じる人は

・社会保障の制度を変えようとしない
・社会保障制度から不正にお金を引き出す仕組みは見過ごされる
・社会保障制度を拡大、ないし維持する候補に投票する
・社会保障制度に収入を依存する仕事を選ぶ

こうした人々が多数派になれば

・社会保障制度は変わらない
・社会保障制度から不正にお金を引き出す仕組みが拡大する
・持続可能性について政治の場で議論することが難しくなる
・医療・介護業界は人手が増える。

こうなると、社会保障制度は拡大し、不正が増え、制度の再設計は困難で、人件費が増える。

結果として、社会保障制度は早い段階で持続不可能になり、急激な縮小を余儀なくされる。

一方で、社会保障制度が持続不可能だと考えている人は

・社会保障は持続不可能で、縮小が必要だと主張する
・社会保障制度からなるべくお金や人的資源を引き出そうとしない
・社会保障制度から不正にお金を引き出す現場を通報する
・社会保障制度を持続可能にする候補に投票する
・社会保障制度に収入を依存する仕事を避ける

そのため、こうした人が多数派になれば

・社会保障を縮小する
・社会保障から不正にお金を引き出す現場を監査する仕組みを作る
・社会保障を持続可能とする候補が当選する
・社会保障制度に収入を依存する業界で、人手不足が起こる

こうなると、社会保障制度は縮小し、不正が減り、制度の再設計を行いやすくなり、人件費が減る。

こうして、社会保障制度が持続可能となる可能性が高まる。

つまり、社会保障制度を持続可能なものにするには、現状のままで社会保障制度は持続可能ではない、とあちこちで明言し、問題意識を提起する必要がある。

社会保障費が持続可能ではない、と信じるようになれば、様々な行動が変化しうる。

別に投票先だけではない。

大学や専門学校の選択
就職
転職
内部告発
通院
日常会話

などが少しずつ変化してくるだろう。
それが一定の段階を超え、何かのきっかけを契機として、社会が変化しだすのだ。
別にきっかけは大したものである必要はない。
例えば黒人に対する人種差別に対する反対運動は、公営バスで白人に席を譲らず、逮捕されたことをきっかけに起きた。

というか、現時点においても社会保障制度の不正利用に対する運動は起きても良いわけだ。その火種はあちこちに転がっている。


こうした事件が増えてくれば、そのうちの一つが大きな歴史的なうねりを作り出すのだろう。
暇空茜の公金チューチュー、というのはキャッチーなキーワードで、実際にそれに類することが医療で行われている。
それは上記の様に明確に違反なものもあるし

健診で90歳の脂質異常症を発見し、スタチンを処方し
毎月通院してもらって、生活習慣病管理料を請求する
みたいな一つ一つはルールを守っているけど
医学的には無意味だが
外部から見て罰するのは難しいものもある

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