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20241026 後半

先生はわかなちゃんをしっかり診てくれている、そして色んなケースを先回りして考えてくれる良い先生。
だけど、わかなちゃんの心臓の動きを詳しく診ながら「よく生きてるな。」と呟いた。その言葉がとても重たかった。わかなちゃんは相当苦しかったらしい。なのに寂しくさせたり散歩引っ張ったり。ぐるぐる頭の中で思考が止まらなかった。

でも、「今より絶対良くなるから治療していきましょう。」と言う先生は頼もしかった。お金に関してもとても心臓の薬は高額になるので、もしも家計に響くようであれば薬を利尿剤に切り替えるので言ってくださいと言われた。利尿剤の方が安いらしい。
「お金が心配で治療法を切り替えるのは普通のことだし、全く恥ずかしいことじゃないからいつでも相談して下さい。これから何年もかかるかもしれないしそこは無理してはいけない。」
そう言ってくれた。検査代含めて3万円。週に飲む薬が6000円くらい、そこに毎回の検査が入る。
わかなちゃんは飼った時にほ既に重いフィラリアで始まっていたので保険に入れなかった。とはいえ、母を癌で亡くしてるので高額医療費の額が一桁違う。あまり驚かなかった。
それより先生の何年もかかるかもと言う言葉から希望を貰った。

お金がかかって苦しく感じるくらい長生きしてくれたら、そんなに嬉しいことはない。

帰りに利尿剤の作用で沢山おしっこをして帰宅。沢山検査に呼ばれてクタクタなわかなちゃんはずっとイビキをかいて寝ていた。
寝てるわかなちゃんを撫でたら目が覚めて、撫でながら沢山好きだと伝えて、涙が止まらなかった。嗚咽が出るくらいに泣いていた。わかなちゃんは「まったくもう。」って感じでまた寝てしまった。

わかなちゃんに笑顔で声をかけた。しっぽ少し動かしてなんか嬉しそうだった。だから、今後はわかなちゃんには笑顔しか見せない。悲しそうなそぶりは見せない。
俺の夢はわかなちゃんを最後まで面倒見ることだか夢が叶うだけだし、なにより今この子は生きてる。

途中で止まっていたわかなちゃんの球体関節人形に着手した。

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