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ドイツの娯楽カード、1796年にカードを作るまでのエピソードを深堀する前に
よくよく考えると説明書の1794年に登場したウィン宮廷の間で人気の新しいゲームはこのドイツの娯楽カードのシリーズのカードの事では無い!?
と今さら思い立ったのです。
説明書に記載のある1794年ウィーンに初めて登場した皇后や宮廷の間で人気の娯楽とは一体何を指しているか
ここで1つ重要な説明を忘れておりました。ドイツなの?ウィンなの??と読んで頂いている方の中には混乱している方もいると思うのですが、17世紀はドイツという国は存在しておらず(参考サイト)、ドイツ語を話す民族や地域をドイツと言い、現在でもウィーン(オーストリア)はドイツ語のようです。当時はローマの一部???
ドイツの娯楽カードの説明書の説明がちょっと足りない!?
このサイトでは、大英博物館収蔵のドイツの娯楽カードの説明書に書かれている″カードを作成するにあたっての経緯”に実際にあった出来事が含まれていると仮定して、研究をしているのですが、その前に、それ以前のページで紹介されている「ウィン宮廷の人気の娯楽」についての説明ページにふれたいと思います。説明書画像からテキストを検出し、チャットGBTに翻訳を任せましたので何か間違えていただらすいません。
![](https://assets.st-note.com/img/1728924741-hzvuCaP3Yq0B2SFIbJVyQ1tE.jpg)
Les Amusemens des Allemands;
OR, THE DIVERSIONS OF THE COURT OF VIENNA.
IN WHICH THE MYSTERY OF FORTUNE TELLING FROM THE GROUNDS OF THE COFFEE-CUP IS UNRAVELLED;AND THREE PLEASANT GAMES,VIZ.
Fortune-telling from the Grounds of the Coffee-cup.
Fortune-telling by laying out the Cards.
The new Imperial Game of Numbers..
ARE INVENTED;
Admirably calculated to promote USEFUL REFLECTIONS AND INNOCENT FESTIVITY,
BY THE MEANS OF EXTEMPORE COMPOSITION.
Les Amusemens des Allemands;
または、ウィーン宮廷の娯楽。
コーヒーカップの底に残る粉から占う術の謎が解き明かされる書物。
そして、3つの楽しいゲームが紹介されています。
コーヒーカップの底に残る粉からの占い。
カードを並べて占う方法。
新しい帝国の数字ゲーム。
即興の作曲を通じて有用な考察と無邪気な楽しさを促すために考案されたものです。
The whole illuftrated with a Pack of THIRTY-TWO EMBLEMATICAL CARDS;
Here fertile fancy may amufe the mind, with moral truths, and fprightly wit combin'd
「全ては32枚の寓意的なカードのセットで図解されている。
ここでは豊かな想像力が心を楽しませ、道徳的な真実とと生き生きとした機知を組み合わせて心を楽しませることができます。」
ドイツの娯楽カードの出版社の方はひと説明、言葉足らずなのではないかと思ってしまうのですが、その言葉足らずが、多くの国で色々な人を「ああでもない」「こうでもない」「うさんくさい」と思わせて困惑させる結果になっているのかもしれません?
まず出来事や色々なデッキを交え年表をザクッと書きだしますが
()内2文字→国
1775年 個人的に気になるS.HooperのConversational Cards56枚登場(GB)
ページ下の方です。神話も交えたことわざカードかもしれないと
思ったのですが、ストーリーを繋げるためのロールプレゲーム用
カードのようです。
1789年 タロット デッキ「グランド エテイヤ タロット」が出版される。
1793年 出版社のドイツ旅行先修道院でエジプトの本からシンボルを模写
1794年 ドイツの皇后や宮廷の間で人気の娯楽ゲームが登場(DE)
1796年 このドイツの娯楽のコーヒーカードが発売(GB)
1799年 ヨハン カスパー ヘクテルによって「希望のゲーム」登場36枚(GB)
1846年 プチルノルマン登場36枚(FR)
1868年 ル・デスタン・アンティーク登場(AT)、グリモーがデッキ化(FR)
18 世紀後半~19 世紀グリモーより「運命の書カード」33枚(内1枚白紙)(FR)
上記、ドイツのの娯楽カードに関する部分を太字にしました。
・・・ウィン宮廷の間で人気の娯楽が登場する以前にドイツ旅行でエジプトの本からシンボルを写し取り、シャーベット酒占いを調べて来ている!?
じゃ・・・どの事をウィン宮廷で人気のゲームと言っているのか考察してみますと、(ここで言うゲームは占いの事のようです)
1.飲むコーヒー占い(タセオマンシー)
2.プレイングカードかシンボルの入った何らかのオラクルや
タロット(動物モチーフものも)を使った占い
3.数字ゲームを海外のサイトでは数秘術と書いているサイトがあり、この頃すでに、サイコロなど何らかで出た数を数秘術と照らし合せ、カードをかけ合わせて読む占いが存在したのかもしれません。
ドイツで19世紀から存在する異色のルノルマン(シビラ?)カード「ノストラダムスカード」を調べていた時に海外サイトでも見聞きしたのですが、ドイツの宮廷では占いや魔術の教科書があり、占いを組み合わせるのが流行だったとカード紹介のページに記載がありました。
この事をふまえると、1794年に登場したドイツ宮廷で人気のゲームは〝シャーベット酒をコーヒーの滓に見立てたドイツの娯楽カード占い”と言うよりも、カードとタセオマンシーと数字を使った占い(数秘術???)の3つを組み合わせた占いゲームが〝ドイツの宮廷で人気の娯楽”という事でしょうか。
さらに、普通の翻訳では出てここず、チャットGBTで出て来た新たな情報(信ぴょう性は?)ですが、即興で曲にも合わせて3つの占いを楽しんでいる・・・豪華で優雅な宮廷の風景が目に浮かびそうです。
当時のカードについて少し検索した所、プライングカードの裏面に音符が書かれたドイツのカードを発見しました。ドイツの娯楽カードの説明書で紹介されている事と何か関係があるのでしょうか?
話しがそれましたが、カードを作るまでの経緯の流れ的には
ドイツ旅行でエジプトの本に出会い
その内何か形に出来る事があるのではないかと写し取る
↓
ドイツの宮廷で3つの占いを組み合わせった娯楽が流行る
↓
その話を聞きつけて
(あるいはエジプトモチーフで何か作れないか調べた)
↓
エジプトと人気の娯楽を組み合わせたドイツの娯楽カードを出した
・・・でも数字ゲーム(或は数秘術)は
何処に行ったのでしょうか・・・??
もしかしてカードに書かれた番号の事でしょうか?
カードは32枚しかありません。数秘術の事だったら33番は??
チャットGBTにドイツの帝国の数字ゲームについてどんな内容だったのか海外のサイトを調べる様にお願いをしたら、3つの検索文章を教えてくれて、自分で調べる様にやんわりとうながされました。
・・・今回はこれでお開きにしようと思います。
※私の各サイト、画像が少ない文字だらけなので
おいおいちょっとずつ画像を足していこうと思います。