見出し画像

あなたはrice worker? life worker? 〜楽しむために働くか、お金のために働くか〜

こんにちは!ツアーガイドのFujikoです😊

前回、「楽しむために働く生き方」をテーマにお話ししました。
その際、私はセミファイア(半隠居)をやめ、再び働く道を選んだことをご紹介しました。しかし、その後すぐにアクセルを踏みすぎて体調を崩し、気管支炎にまでなってしまい、ツアーガイドという仕事の限界や健康管理の重要性を痛感したのです。
(過去の記事をどうぞ👇)

楽しむために働く生き方
ツアーガイドの限界と健康管理

rice worker? life worker?

最近、私は自分のやる気や目的意識について考え直すきっかけがありました。
「rice worker/work for rice」とは、お金(=お米)のために働く人、
「life worker/work for life」とは、人生を楽しむために働く人を指します。

私がツアーガイドとして働く理由はなんだったのか?
振り返ると、ツアーガイドの仕事は、企画した人の意図や方法を正確に再現する立場。
もちろんお客様は毎回異なり、同じ寺院でも見る日によって違う風景が広がります。
でも、私はその中に「面白さ」や「創造的な喜び」を感じられず、どちらかといえば「決められたことを再現する」=消費的な行為に思えてしまったのです。
そこに自分なりのクリエイティビティが発揮されにくいことが、モヤモヤの正体かもしれません。


なぜツアーガイドを始めたのか

ツアーガイドを目指したきっかけは、私がまだサラリーマンだった頃。
アメリカの友人の弟、アメリカの大手銀行でCFOをしていた人物から、「これからは余暇やレジャーにお金を費やす時代になる。君にはツアーガイドのような仕事が向いているんじゃないか」とアドバイスを受けたのです。

その時、ツアーガイドなんて考えもしなかった職業でしたが、他人から見て向いているのなら挑戦してみようと決意。
友人経由で、ツアーガイドの大先輩を紹介してもらい、基礎をイチから学び始めました。

その先輩からは「Fujikoさんが本気でツアーガイドになりたいのなら、その本気度を示して欲しい」と言われ、私はこの言葉に強く心を動かされました。
「本気度を問われる機会」はなかなかないものです。
その期待に応えようと、2024年4月から本格稼働し、6月にはデビュー、11月には1日8時間のツアーを14日間を行うほど成長しました。

ところが、その最中に体を壊し、気管支炎を患ってしまいました。


レビューという評価軸

先輩は「ゲストのレビューがすべて」と言いました。
私はこの言葉を胸に、ゲストから星5つのレビューを得るべく努力し、多くの方が感動的なレビューを書いてくださいました。
人間性や説明力を評価され、とても嬉しく誇らしかったのです。

しかし、私の内側には別の感情がありました。
身体を酷使して得た評価であり、自分が創作的な何かを生み出しているというよりも「用意されたものを提供する」感覚が強かったのです。
評価は嬉しいけれど、ここに自分が求める「楽しむために働く」要素がどれほどあるのか疑問が湧いてきました。


現在の心境:rice workerかもしれない

私は今、ツアーガイドが私にとって「rice worker(お金のために働く)」的な側面が強いのではないかと考え始めています。
楽しむため、創造するためというより、「与えられた条件下で効率よく働く」ことがメインになっていないだろうか…と。

もちろん、まだこの疑問には答えが出ていません。
ただ、これまで「楽しむために働く」と宣言したはずなのに、今は「お金のために働く」モードに傾きつつあることを自覚し始めた段階です。


まとめ

私の中で、ツアーガイドという仕事は「楽しむために働く」=life workerとしての在り方を体現できているのか?
それとも、実は「rice worker」としての側面が強いのか?
この問いはまだ答えが出ていません。

しかし、こうして文字に起こすことで、自分の気持ちや状況を整理する一歩になればと思います。
これからも自分の働き方と生き方を見つめ直し、より自分らしいスタイルを模索していきます。

いいなと思ったら応援しよう!