
介護ストレス軽減:感情共有のコツ
こんにちは!
ツアーガイドのFujikoです✨
今日は「介護ストレス軽減:感情共有のコツ」というテーマでお話しします。
介護をしていると、感情的に非常に重くなることがありますよね。
特に長期にわたる介護では、身体的な負担だけでなく、感情のコントロールが非常に難しくなってきます。
特に介護をする側のストレスは図りしれなく、場合によってはDVやハラスメントをしてしまう側になってしまいます。
近い存在、親であるからこそ、起こりうることです。
今回は、その感情的な重圧をどう解消し、心のバランスを保ちながら介護を続ける方法についてお話ししたいと思います。
結論から言うと、相談相手を確保することが大きな解決策になります。
では、その理由と具体的な方法について、詳しくお話しします。
感情のコントロールが最大の課題
介護をしていると、どうしても自分の感情が乱れがちになります。
これは介護をする人だけでなく、介護を受ける人の感情も大きな要素です。
私の場合、母の介護をしていたのですが、母の感情と私自身の感情を同時にケアするのが非常に大変でした。
例えば、母はその日に起きた出来事を私に細かく話してくれました。
「今日はこんなことができたよ!」という喜びや、逆に「今日はあの人から変な目で見られて嫌だった…」という辛さ。
そうした感情を私に伝えるのは、母にとって大切なコミュニケーション手段でした。
施設の職員も話を聞いてくれるのですが、やはり家族だからこそ深く感情に寄り添うことができる部分があるのだと感じます。
母が感情を私に伝えることで、母自身は少し気持ちが軽くなったかもしれません。
しかし、その感情を受け取った私は、今度は自分の中でそれをどう整理し、対応すればいいのか悩むことが多かったです。
特に、介護が初めての経験だったため、感情の処理に戸惑いを感じていました。
感情の消化不良を引き起こす3つの原因
介護において、なぜ感情が重くなり、消化不良を起こしてしまうのか。
私は以下の3つが主な原因だと考えました。
1. 初めての体験
介護そのものが初めての体験であるため、どうやって感情を受け止め、表現すればよいのかがわからなかったのです。
特に、家族としての責任感が強く、母から受け取る感情をどのように自分の中で処理するべきか、その方法を見つけるのに苦労しました。
2. 介護に関する知識の不足
介護を始めた当初、私は介護に関する知識がほとんどありませんでした。
特に、介護を受ける人の感情をどう理解し、どのように対応すれば良いのか、その知識が不足していたため、感情のやり取りがスムーズにいかないことが多々ありました。
知識があれば、「これは普通のことなんだ」と受け入れられたかもしれませんが、当時はその余裕がありませんでした。
3. 客観視ができない
家族として母との距離が非常に近いため、感情的に冷静さを保つことが難しかったのです。
母は私を育ててくれた大切な存在であり、家族という深い関係性があるため、どうしても客観的に状況を見ることができず、感情に振り回されてしまうことが多かったです。
感情のバランスを保つための相談相手
このような状況を解消するために、私が最も効果的だと思ったのは相談相手を確保することです。
一人で抱え込むのではなく、信頼できる相談相手と感情を共有し、サポートを受けることで、自分の心のバランスを保つことができました。
相談相手には、主に3種類の人がいます。
1. プロの方
ケアマネージャーや施設のスタッフ、ソーシャルワーカーなど、介護のプロフェッショナルです。
特にケアマネージャーの存在は非常に大きく、介護制度の知識や、施設のネットワークを持っているため、適切なアドバイスを受けられます。
また、彼らは感情面でも寄り添ってくれる存在であり、プロとしての距離感を持ちながらも、私たち家族を支えてくれました。
感情的に辛い時、ケアマネージャーに話をすることで、少し肩の荷が下りたことが何度もありました。
2. 介護を受ける人をよく知る人
私の場合、母をよく知る叔父(母の弟)が相談相手でした。
叔父は母の性格や過去を知り尽くしていたので、私以上に母の感情を理解してくれました。
叔父自身も介護経験があり、義母を介護していたことがあったので、介護の悩みや感情について共有でき、適切なアドバイスをくれました。
年齢を重ねた人なりの視点からの意見は、非常に参考になりました。
3. 同じ立場の家族会や施設の入居者家族
介護施設の入居者家族と交流することで、共感や支えを得られることもあります。
私の場合、直接の交流は少なかったのですが、SNSやオンラインで他の介護者とつながることで、似たような悩みを抱えている人たちの存在が大きな支えになりました。
同じ境遇の人たちと情報を共有し、感情を共有することは、自分だけが孤立しているわけではないと感じさせてくれます。
相談相手を持つ利点
相談相手を確保する最大のメリットは、自分らしさを保つことです。
介護は感情的な波が大きく、自分を見失ってしまうことがしばしばあります。
しかし、信頼できる相談相手がいることで、感情のバランスを取り戻し、自分自身をリセットすることができます。
特に、相談相手と話をすることで自分の感情を整理でき、冷静に状況を見つめ直すことができました。
そうすることで、母に笑顔で接する時間が増え、介護自体が少し楽に感じられるようになりました😊
介護を乗り越えるための感情共有
介護において、感情の共有はとても大事です。
自分一人で全てを抱え込まず、信頼できる人々に感情を分かち合うことで、負担を軽減し、自分らしさを保ちながら介護に向き合うことができます。
相談相手を確保することで、感情的なサポートを受け、介護生活をより健康的に乗り越えることができるのです。
今日のお話が、介護をしている皆さんの参考になれば幸いです。
それでは、また次回お会いしましょう🌸