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3.英語で喋れるが話せないってどう言う事?


留学生や海外赴任経験者など、外国で生活したことのある人なら、私の言いたいことが理解できるはずです。
 
日常会話では流暢に喋れるのに、現地の人々の雑談の輪に入る事も、輪の中で話題を提供したり、主導権を取って意見を交換することがどれだけ難し事なのか、いやと言うほど感じた日本人は多いのではないでしょうか? ましてや商談や会議になると深海の貝のようになる。
 
 「喋る」と「話す」の違いは、少し感じ取れましたか?
 
私の個人的な見解ですが;
 
「喋る」は英会話で習ったフレーズやセリフを使って話すことです。
「話す」は、自分の頭の中で内容を考え、作文し、相手に伝えることです。

 
要するに、喋るとはこれですね:
「Hi, How are you?」
「I’m fine thank you, and you?」
「I’m fine too thank you.」
そのあと話すことが無ければ、
「See you later!」 「Have a good day!」
と言って右と左に分かれる。海外に住んでてもこんな感じなんですよ。
 
毎日会う人との挨拶の後、次の会話に進むための新しいトピックを提供するのは難しいですよね。
「Where are you from?」
なんていうセリフとはならない、初対面の一度きりの質問なので。
 
話すとは、話すきっかけを作る所から始まります。
 
日々の挨拶を交わした後、相手と話す機会を作るためにはどうすればいいでしょうか?
「You know what? What’s new?  How was...?  How is ...going?」
と話しのきっかけを作る疑問形なり話題の投げかけが必要となりますね。
 
相手がそれに応じてきたら、話を切り出した者としてその話題を膨らませていく必要があります。このように、話す力が求められるのです。自分の頭の中で考えた内容をまとめ、相手が理解しやすいように伝えることが話す力です。
 
喋れるだけでも立派ですが、実際にはビジネスの場面や社会性生活において、台本にない、自分の考えを伝える力が求められます。そのため、文章作成能力を高めることが話す力の基盤になります。
 
文書作成能力を高める方法等は、英語に対する思い違いや誤解を解いた後、時間をかけて説明しますからご期待ください。
 
次回は、「英会話教室」ではなく「実践英対話道場」としたのかを説明します。

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