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タダでは済まない2020年代

トランプ政権時代の記事に「Fourth Turning」が紹介されていました。その結びはこうなっています。

本書の警告をむやみに恐れる必要はない。大事なのは、近代の「線的」な発展重視の価値観を見直してみることだ。物事は常に循環する。そうした発想があれば、危機を乗り切るアイデアも浮かびやすくなるのでは。

https://www.sankei.com/article/20170521-P7BV6TFYJZN3XDGAB4AUK7ALT4/3/

いや、「恐れる必要」はあるような気がします。80年周期説の当否はともかく、現在の世界状況はすでにカタストロフへ向けて動き出したと見ていいのではないか、と。

世界史的イベント


エブリシング・バブルと呼ばれる金余り現象は一時代の終わりを示唆するに十分です。少なくても金本位制が廃棄された1970年代からの半世紀分の行いの「清算」が迫っています。

それは2022年の下落相場で済む程度のものとは思えません。下手すれば(下手しなくても)アメリカ「帝国」を転覆させるレベルの「清算」になりかねないと思います。

中央銀行独裁体制の瓦解?

20世紀初頭からのアメリカ史は「FRB王政」が「分断」を拡大生産する時代だったと見れます。とくに戦後は核抑止力とテクノロジーの進展がもたらした「平和と繁栄」の裏で、リベラルと呼ばれる隠れ左翼思想が国土を覆い、アメリカ国民(とくに物心つく頃からリベラル教育一辺倒で育てられたX世代から下の若い国民)から「アメリカ建国の精神」を奪っていきました。

Fourth Turningの世代分類によれば、X世代は遊牧民。大混乱の最前線で戦うことになる?

過去の例になぞらえるなら、早晩アメリカで「革命」が起きるのでしょう。

18世紀
 王政⇨フランス革命⇨ロベスピエール⇨ナポレオン

20世紀
 王政⇨ロシア革命⇨レーニン⇨スターリン

21世紀
 FRB王政⇨アメリカ革命?⇨内戦?分裂?⇨ラスボス独裁者?


ひとたび「革命」が起これば、フランスやロシアの例に明らかなように事態は「さらに悪化」し、長く混乱を極めます。じゅうぶん恐れるに足るのではないでしょうか。

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