ひとりの年
友だちを作ろうと努力してきた長い年月があったんだけど、最近やめた。
ちょっと前にphaさんが書いていたけど、わたしも街や職場やひとからの情報が多すぎると「わー」となるタイプである。
自分が消滅してゆく感じがある。
わたしの場合は情報が多いと、それに合わせてしまいがちで、自分が保てなくなり、非常に疲れる。
わりとひとのことが読めるので、読んで察して、それに合わせてしまいがちである。
合わせているときに自分自身はいなくなっている場合が多い。
そういうことに気がついたのは2、3年前だったかな。
急に気がついたわけではなく、カウンセリングを受けてわかった。
それで、いろいろ積み上げていって、自分はもう自分がいればいいことに決めた。
さみしさの感じかたが前とは違う。
さみしさを紛らわすためにひとに会ったりする時間がもったいなくなった。
誰かに会うのなら、そのひとに会いたいから、そんな基本的なことしか理由にしたくないので、そうすると、あまり会いたいひとがいない、というかなしい状態になった。
でも、やりたいことがいっぱいあるので、会いたいひとがあまりいなくても、よく考えるとかなしいような気もするけど、そんなでもないということにも気がづいた。
まあ今はひとりの年で、そのうち誰かといるような年もくるかもしれない。
こないかもしれない。
きてもこなくても、そのように生きてゆこう、とそんなふうに今日は思った。
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