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260824 ふたつの頭脳

明日は引っ越しだ。
ついに、とうとう、やっと…だね。
一人暮らしを終えるのに、これだけの時間と労力と見極めが必要だったんだよね。
一人暮らしは最高であるし。
また一人暮らしをしたくなるとおもう。
一人暮らしと一人旅が最強ね。

いつも頼んでいるオーガニックの宅配便が今朝6時半にきたので、そのドアベルの音で目覚め、あわてて飛び起きた途端にベッドから落ちた。
ベッドの高さは1メートルほどもある。
左足がぐにゃりとして、右膝を強打した。
🍂が「何が起こったの⁉️」と言いながらベッドを抜け出し、颯爽とインターフォンをとり宅配便業者を招き入れ、野菜の詰まった箱を受け取ってた。

わたしは痛さにうめき、氷を! 早く! と指示。
🍂は冷凍庫から氷と、バスルームから使用中の手拭いを取ってきた。

みるみる腫れ上がる右膝に手拭いで包んだ氷を当て、う、う、う、と痛みを耐える。
🍂も床にそのまま座って「大丈夫?」と聞くけど、大丈夫ではない。
痛みに弱い自分は精神的にもやられる。

ベッドに戻るにも這い上らなければならず、痛みをこらえて身体をのっける。
幸い、骨や筋は大丈夫そうである。
打ち身による痛みだけのようだ。
左の腕にも、落ちたときに触った籠の荒い部分で引っ掻かれた傷があった。

痛い、とおもいながら横たわっていると、🍂はスマホでネット巡回を始め、わたしのことは心配していないようであった。
わたしだったら、あれこれ世話を焼くだろう。
でも🍂はのんきそうにしている。
気が回せないパートナーだと今後大変だろうな、冷たい奴だよ、まったく、と無性に腹が立ちながら、痛みを🍂のせいにする。
たまに「う、う、痛い」と言ったりしてアピールしておく。

ネット巡回に飽きた頃だったのか、スマホを横に置き、「大丈夫〜?」と心配し出し、大切にしようとしてくるので、怒りは消えた。
安心して、そのまま2時間ぐらい寝た。

起きたら、すぐさま氷で冷やしたからか、腫れも青みもそこまでひどくはならず、歩けるし、痛みもおさまった。
左の首から肩にかけて、寝違えたかのように痛く、その痛みだけ残った。
お灸をしておく。



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