#牧歌日記 なんなんだこの体は。

「なんなんだこの体は」

そう自分の体に思ったことが何度もある。
昔から運動が苦手で、体育の授業でバスケなんかをやった時は、上手く立ち回れずよく同じチームの友達に責められた。(だから高校生になって、できないことを笑ってもらおうと考え方を変えるまで、体育の授業が死ぬほど嫌いだった。)
その程度ならまだいいのだが、大学生になってからパニック障害になり、電車や映画館で発作が出ることがあった。

運動神経が悪いだけじゃなく発作で思うように動けなくなった。
2年前、就活をしていた時にパニック障害が再発して、そこから不安や焦燥に襲われながら、半分引きこもりのような生活をずるずる続けてしまっている。
親族に仕事や就職、あるいは進学の話をされると、なぜか汗が止まらなくなったり、呼吸が荒くなったり、吐き気に襲われたりする。最近は就職や進学の文字を見るだけで苦しくなる。もう末期だ。こういう話をすると大抵の人は馬鹿にしてくるが、僕にとってはどうしようもなく事実なのだ。

「なんなんだこの体は」

嫌なことから回避ばかりしていてはダメだとわかっていても、そんなふうに体の拒絶反応に引っ張られて動き出せない。やるしかない、甘えるな。そうなのかもしれない。でも、僕が抱えている苦しみを少しは理解してくれてもいいじゃないかというのが本音だ。

繊細すぎるのも考えものだなとつくづく思う。
勇気と鈍感さが欲しい。

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