#牧歌日記 揺れる I

昨年、Electro-Bokkaを終了し、新たに「小椋晴斗」名義で活動をしている。

その第一弾の新曲「生きて」

公開から2日で再生回数が200回を超え、前作「Electro-Bokka」で1ヶ月かかった再生回数をたった2日で超えてしまった。

200回再生なんて少ない数だと思うかもしれないが、これを読んでいるあなたもやってみたら良い。広い広いYouTubeの海では、三桁回数どころか二桁回数もいかない世界なのだ。

「生きて」は、わかりやすさを意識した作品で僕としてもよくやったと思っている。
歌詞に関しては、稚拙だなと感じながらもElectro-Bokkaを終了させた現在、素直に真っ直ぐに書くべきだと思い、あのような形になった。

今作はよく出来たと思う。その結果の再生回数だと信じたい。

ただ、言葉選びが難しいが、「生きて」は自分の美学からは少し外れた歌詞だった。
もっと文学性を突き詰め、説明的でなく、且つ切実に、素朴だけど芳醇な言葉を綴りたい。
勿論、妥協したわけでも気に入っていないわけでもない、しかし世人を意識しすぎて美学に反するものを作るのは表現としてどうなのかと。

自分の美学を突き詰めて他人に理解されないこと、他者に理解されるために美学から外れること、その中間地点がどこなのかが今はまだわからない。だから揺れている。

色々やっていくうちに感覚が掴めるとは思うが、この揺れている時間というのはなんとも不快だ。不安だ。


小さな輝きを掴むために不快で不安な時間を揺蕩う放蕩息子です。

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