【東村山編集室】#2 八国山たいけんの里・自然観察会に参加してきました!
こんにちは。「東村山編集室」の地域ライター活動に参加するようになってから、月に2回届く「市報 ひがしむらやま」のチェックが欠かせない、ntです。
ある日、いつものように市報を見ていると、興味津々なイベントの情報を見つけました。
【八国山たいけんの里 自然観察会のおしらせ】
市報HP:https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/tanoshimi/rekishi/hachikokuyama/taikenevent/sizenkansatu.html
東村山の自然に興味があるのはもちろんなのですが、最近、高校の雑草研究部を描いた漫画・「ザッケン!」(原作:上村 奈帆/モノガタリラボ 漫画:プクプク)を読んで、野草や雑草の知識をもっともっと増やしたいと思っていた私。
これは参加するしかない!ということで、令和5年度のスタートの4月22日(土)の回に参加してきました。
観察会のテーマは「春の八国山緑地で自然観察のコツを学ぶ」
今回のテーマは「春の八国山緑地で自然観察のコツを学ぶ」。
八国山たいけんの里を出発して、前半は北山公園を、後半は八国山緑地の中を歩く約2時間のコースです。
最初に解説ボランティアの方から、観察のポイントとして「自分の目のカメラの焦点を変える;ズームの視点とマクロの視点を持つ」というアドバイスがありました。
北山公園~「ズームの視点」で
「ズームの視点」は、遠くから自然を見ること。
北山公園から眺める八国山の木々は、どの木をとっても葉の緑色が異なります。
稜線を辿って、山の形を知ることもズームの視点での観察です。
四季が移り変わるにつれ、緑の様子が変化していくのを観察するのもおもしろそうです。
北山公園と言えば、菖蒲園!
5月5日のこどもの日にお風呂に入れる菖蒲の葉と、6月の菖蒲まつりの期間に咲き誇る花菖蒲は違う種類という説明があったり(知らなかった!)、
葉をくるくると巻いてその中に卵を産み付ける昆虫・オトシブミが好きな木について説明があったり。
八国山緑地~「ミクロの視点」で
線路沿いに生えるタンポポなどのいわゆる「雑草」を眺めつつ、出発から1時間が経ったころ、舞台は八国山緑地の中へ。
今度はミクロの視点を使います。
ミクロの視点は、植物の特徴を近くから目を凝らして観察すること。
木の皮に触ったり、鳥の声に耳を澄ませてみたり、八国山の中に入ってからは、視覚のほかに五感をとにかく使いました。
先ほどのヤマコウバシはその名の通り、葉から独特の香ばしい香りがします。
近づいて匂いを嗅いでみることも、「ミクロの視点」の観察の一部かもしれません。
そして最後は、急きょ珍しいキンランやギンランを見に行こう!とルートが変更になり、花をいくつもじっくりと観察することができたのでした。
キンラン・ギンランが咲くこの時期に観察会に参加できたのもラッキーではありますが、これは八国山緑地に詳しい解説ボランティアや職員の方の経験が成せる技ですね!
初めて自然観察会に参加した感想
私は、初めて&一人で参加ということもあり、スタート時点では少し心細かったのですが、お年寄りから小学生まで、年齢層がバラバラの皆さんとお話しながら歩いて、楽しむことができました。
みんな同じように北山公園〜八国山緑地の自然を観察しても、大きなカメラで鳥の写真を撮る方、毛虫をじっと見つめる方、昔の思い出を話す方、食べられるかどうか気にする方、見分け方を詳しく知りたい方……、さまざまなタイプの方がいて、ひとりで図鑑を持って出かけては得られないような経験でした。
自然の中を歩いてリフレッシュができ、とてもよい休日になりました!
【令和5年度 八国山たいけんの里 自然観察会 今後の開催予定】
・5月27日(13:30~15:30) 八国山緑地
・6月24日(13:30~15:30) 北山公園(花菖蒲)
・7月22日(10:00~12:00) 北川沿いを歩いて狭山公園まで
・8月26日(13:30~15:30) 八国山緑地(昆虫)
・9月23日(10:00~12:00) 八国山緑地(未定)
・10月28日(13:30~15:30) 八国山緑地(キノコ)
・11月25日(10:00~12:00) 未定
・12月23日(13:30~15:30) 多摩湖緑地(冬散策)
・1月27日(10:00~12:00) 未定
・2月24日(13:30~15:30) 北山公園と八国山緑地(野鳥)
・3月23日(10:00~12:00) 未定
※自然観察会は、毎月第4土曜日に開催
※参加時にいただいた資料から改変
※変更の可能性あり
■八国山たいけんの里
東村山市野口町3-48-1
電話 042-390-2161
開館時間 9:30~17:00