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職場の人間関係に疲れたあなたへ。エラマライターが見つけた、自分を癒す「処方箋」

こんにちは。エラマライターのmajakka(マヤッカ)です。マヤッカはフィンランド語で「灯台」を意味します。わたしの文章を読んでくださったときに、灯台のように、みなさんが何かに迷ったり、目標にたどり着けるか不安になったときに目印になり、安心できるようなライターになりたいと思っています。

特に、3年ほど前から「自分にとっての豊かさとは」という概念を知り、自分にとって、まわりの人たちにとっての豊かさや幸せを考えたり、実感できることを探求しています。

今回はわたしが職場で感じたストレスから、自分にとっての豊かさ、幸せを高める術を発見したお話をさせてください。


異動して半年後、仲間との関係に変化が…

わたしはフランチャイズの飲食店の店長をしています。新しい店舗に異動して半年が過ぎました。新しい職場環境にも慣れ、仲間との関係構築も少しずつできてきているかなと楽観していたのですが、少しずつ変化が起きました。

初めは店舗でのリーダー的存在の方からの相談事。業務のことだったので、優先順位をつけながら改善していました。しかしその後、業務的なこともあるけれど、一緒に働く仲間が働きづらいと言っているという相談もいただきました。よく聴いてみると、わたしの店長としての想いが伝わっておらず、みんなが疲弊し、バラバラな方向を向いているようだ、という内容でした。

わたしの行動やコミュニケーション不足で申し訳ないと思いつつも、直接言ってくれたらその場で解決できるのにな…と少し悲しくもなりました。
この相談を聴いてから、少しずつ仲間一人ひとりにそれとなく話を聴いていきました。

すると、ある人に聞いたことと違う内容を聞くことになったり、わたしに対してではなく他の仲間に対して感じていることだったりと、様々な内容が出てきました。わたしは店長として何から取り組んだらいいのかわからなくなり混乱してしまいました。

どうすればいいの?

ひとつ対応してもそこじゃない。うまく話が聴けたかも!と思っても次の日には元通り…。

店長をしていてこんなに先が見えなくなったのは初めてでした。
毎日深夜2時頃目が覚めると、そこから朝まで眠れなくなりました。
また、これまでは風邪を引いても熱を出すことがなかったのですが、毎日熱が出て仕事を1週間ほど休んでしまいました。

最初は、わたしに対して不信感を持っている人がいることが辛くてストレスになっているから眠れなくなっているんだろうな、まだまだわたしは小さな人間だな、と思っていました。自己肯定感は低かったですが、なんとか改善していかなくちゃと考える日々でした。

日々職場でできることを考えて取り組んでいたのですが、数人の仲間がまだ笑顔で働けていないことや、人によって言うことが違うという状態が、どうにももどかしく、どうしたらいいか途方にくれてしまったのです。
そこで、全員で一度に話してもらい、これからすべきことを考えることに決めました。

最初は一人ひとり想いや大切にしている価値観が違うので、うまくまとめられるか不安でした。でも、わたしがみんなに聴きたいこと、これからどうしていったらみんなが笑顔で働けるかを考えられるように準備しました。

結果、全員がすべてを吐き出すことはできていないかもしれないけれど、仲間を思いやりながら話をしてくれ、また、仲間の話に耳を傾けてくれていました。

これからの方向性もみんなで決めることができ、明るい兆しが見えたのです。

また、わたしの店長としてはもちろん、ひとりの仲間としての働き方が前向きでなかったと気づかせてもらえました。今の仲間はお店への愛着が強く、より良いお店にしていきたいという意欲がとても高いことがよくわかりました。半年一緒に働いて、みんなで話し合ったことで改めてそれを感じ、仕事に対するわたしの意欲が少し恥ずかしくもなりました。

自分にとっての豊かさ、幸せについて考えることが増えたいまのわたしは自分の生き方にも変化が出てきていると感じています。そしてこれは仕事に取り組む姿勢に影響を与えていると思うのです。

それ以前のわたしは、いつでも全力で働いて、自分のケアは後回しにしていたようです(わたしが5年前にヘルニアになってしまったのも要因のひとつかなと思っています)。

ここ1〜2年は、仕事も大切だけど、自分にとって心身が健やかでいるために、お休みをちゃんともらったり、もう少しできるかもしれないけど自分に相談してここまでにして帰ろう、と考えて仕事に取り組むようになっていました。
でも、このことが今回、一緒に働く仲間とのギャップを生んでいたのかもしれません。

自分で自分への処方箋を出せたような気持ちに

この出来事はわたしにとってとても辛くストレスがかかることでしたが、自分が何に対して精神的に辛くなるのかを知ることができたと感じています。

最初は仲間がわたしに対して良く思っていないことが辛いんだと思っていました。でも、仲間の話を一気に聴くことでこれからすべきことがはっきりしたんです。

それは仲間一人ひとりがどんな想いで働いているのかを理解するために日々話を聴くこと、お店がどうやったらより良くなるかを伝えること、そしてそれを実際の行動で見せていくことでした。
モチベーションは一人ひとり違うので、みんなの想いに寄り添いながらもチームで働いていくことの楽しさを実感してもらえるようなコミュニケーションをとっていかなくては、という気づきを得ることもできました。。

その日から眠れるようになったんです。

もちろん、自分に対して何か言われたりすることは辛いです。今は自分のすべきことをかなり意識して働いていますが、全員が全員わたしに対する思いがポジティブになったとは思いません。一度話し合ったからって、その後の行動が伴っていかなければ根本は解決しないですよね。

でも、わたし自身はやるべきことがわかりとてもスッキリした気持ちで毎日眠れるようになりました。
わたしにとっての人生の豊かさ、幸せは先のゴールが明確になっていることが大切なんだと気づかせてもらえた経験でした。

悲しかったり、もやもやしたり、ストレスを感じることは生きていく上で辛いです。でも、そんなときでも自分にとって豊かで幸せに生きる術が見つかることがありますね。

わたしは今まで辛いことがあったら「あ~、しんどかった。もう起きないといいなぁ。これからはなんとか回避していきたいなぁ」くらいにしか捉えられないことが多かったのですが、今回自分で自分への処方箋を見つけられたことがとても嬉しいんです。なぜなら幸せで豊かな毎日を過ごせる機会が高まったなと感じることができたから。そんな自分を褒めてあげたいと思います!

自分の不調に向き合って、どんな対処法が合っているのかを考えて行動する。これも日々少しずつではありますが、自分を大切にする時間を作れている成果かなと思います。

自分で自分の人生の豊かさや幸せを見つけてあげることがまわりの人たちの幸せにもつながっていくといいですよね。

最後まで読んでくださりありがとうございます。これからもみなさんと一緒に日々の様々な出来事から自分で自分を元気にしてあげられる処方箋をたくさん見つけていけたら嬉しいです!

Text by majakka(マヤッカ)(ウェルビーング探求人)

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