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#42 健康と女性性のどちらをとるか〜マインドの法則

久しぶりに外科へ行ってきた。

私はかつて2回ほど癌を患ったので、その経過観察である。そこで遺伝子検査を受けるのもいいと思いますよ、と勧められた。

遺伝子検査をすれば、自分がどの癌になりやすいかが分かり、その予防もできる。何だったら事前に手術して癌になりやすい部位をとってしまうことだってできると。

そういえば女優のアンジェリーナ・ジョリーが乳がんの体質で手術を受けていた記憶がある。彼女はもうすでに乳房を2つとも全摘出したそうだ。そのニュースを見たとき、彼女は勇気があると思った。私だったら、癌になる前から癌になりやすいという理由で乳房を2つとも全摘する、そんな勇気はないと思った。

ただ非常に合理的な予防法であるのも事実だ。癌が発生してからの手術だと、その癌が他へ転移する可能性がある。だから、癌が発生する前に癌になるであろう部位を摘出しておくという方法は、医学的には非常に合理的なのかもしれない。

しかし、乳房摘出と言うのは何か心境として複雑なものがある。人間としてではなく女性として複雑なのだ。今時はシリコンでも何でも入れることができるので、見た目的には大して変わらずに作ることができる。女優のアンジェリーナ・ジョリーがそれを証明してくれている。彼女は美しさを保っている。だから美容と言う面では問題がない、それは分かる。

それでもである、女性として何か複雑な心境が、そこに何か抵抗を感じてしまうのだ。乳房や子宮というのは女性性の象徴である。男性であれば前立腺を摘出するのと似ているのかもしれない。

私はすぐには返事しなかった。きっと遺伝子検査をすれば、80%ぐらいの確率で癌体質と出るに決まっている。そうなると、じゃあ摘出するの?どうするの?と突きつけられた時、今、とてもそんな判断ができるとは思えないからだ。

かといって、毎年検診をしながら、あ〜今年も癌になってなくてよかった、と怯えながら生きるのか。私はその不安に勝つことができるのだろうか。一生勝ち続けることができるのだろうか。

そう考えた時、遺伝子検査を受けるのが怖いのである。自分の健康な命と引き換えに女性性を捨てるかどうか、そのような決断を迫られることが。一種の踏み絵のようなものだ。私にとってすれば、癌をもうすでに2回もやっているのでその踏み絵を踏むことは、限りなくその決断を迫られることになる。だから怖いのだ。

17分50秒

#マインドの法則  #癌 #遺伝子検査 #アンジェリーナ・ジョリー

今回お伝えしたマインドの法則の詳細はこちら。


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最後まで有り難うございました(^人^)


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なかえり@ブッダ心理学コーチ
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