VR/マイセルフカンパニー:ケイパビリティ分析=VRIO分析(2)
先日「天の川写真コンテスト(https://www.businessinsider.jp/post-235698)」でこんな素敵な写真を発見。ブライオニー・リチャーズ(Bryony Richards)さんが「ユタ州のキャピトルリーフ国立公園で夜明け前に撮影した天の川銀河の中心部」の写真だそうです。 どんな技術を使うとこんな写真が取れるのでしょう。 それにしても素晴らしい写真撮影技術。 まさに
「希少価値」
ということで今回は私が唱える「VR/マイセルフカンパニー」の企業分析『「組織としての能力」の自社優位性を見る場合、ビジネス業界ではバーニー教授が『企業戦略論』で唱えたたVRIO分析というフレームワークが良く使います。 これを「VR/マイセルフカンパニー」、つまりあなた自身にやってみましょう』の第二弾。
第2問:Rarity 希少価値・・・・自社(貴方)の持つ4つの経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)は他社(他の人)・業界(周りに人や自分の生活圏内)になく、オリジナリティの高いものであるのか?
企業の4つの経営資源の「ヒト・モノ・カネ・情報」を「VR/マイセルフカンパニー」にマッチングするように転換してみましょう。 企業において「ヒト」は経営者、従業員などの人的資源。 人的資源には「能力X数」の両方の意味があります。 また、その人的資源を動かす制度までも含まれると考えます。 「モノ」は商品そのものの他、所有する土地建物等の物的資源だけでなく管理体制などの無形資産があるでしょう。 「カネ」は文字通り金・資金量や資金調達力で表される財務的資源や財務管理、税務管理に至るお金にまつわる事全て。 「情報」は企業に固有の情報(歴史)や周囲からの獲得情報などが蓄積されたもので利用可能な情報的資源を言います。顧客情報や競合情報、企業としての業績情報などがあります。
これを「VR/マイセルフカンパニー」に置き換えると、「ヒト」とはまさに自分自身であり、自分を動かす自己管理(習慣など)が入るでしょう。 何らかの資格や特技も「人的資源」でしょうし、無限に働ける体力も「数」としての「人的資源」といえるかもしれません。 また、自分自身の出来事に巻き込める人がいたらその方々も「人的資源」といってもいいかと思います。 例えば友人やチームメンバー・家族等。 こうした方は「VR/マイセルフカンパニー」のバックヤードの従業員であったり、最大の顧客でもありますね。
モノとはもちろん自分が所有する有形資産としての物品や自分の物理的身体。 また、「健康」「個性」といった無形資産もあります。 それと商品セグメントに該当する自分の役割の多様性が含まれます。 役割の多様性に関しては十分な補足説明が必要ですので、後程(次回)説明いたしますね。
カネは勿論、自分の財力。 企業では「資金調達力」とありますので、自分自身の手元の財源だけでなく「調達能力」も含まれますね。 『俺は一杯働けばいいので「調達力」がある』と考えがちですが、これは違います。 残業を沢山して持ってくる「資金」、これは「商品をたくさん売って持ってくる資金」と同じなので調達力とは言いません。 魔法のように持ってくる能力です。 つまり「信用・信頼」だけで資金を持ってこれる能力です。 昔、父から「借金も財産の内。 そこまで銀行から引きだせる能力があるからだ」と言われました。 間違えてはいません。 父は中小企業オーナーでしたし、昔は資金調達は「銀行」。 父を真似て、資産運用に銀行から資金調達していました。 一時期サラリーマン医師には信じられない金額まで。 これはある意味、間違いですね。 今の私ではこう言いません。 企業でいう「株主」からの資金調達を目指すのだから「銀行以外から投資させて資金調達しろ」です。 でも「VR/マイセルフカンパニー」にどうやって投資させるか? どうやるか分かります? ヒント。 投資とは必ずしも「お金」ではないですよね。 たとえば、私は孫達に沢山「投資」してます。 皆さんはどうですか?
情報:ずばり知識・経験。職業上の専門だけでなく専門以外の領域や趣味などから得られる情報も含まれます。 人脈もある意味情報かもしれません。 私は以前、泌尿器科の専門医でした。 趣味仲間と酒を飲んでいる時に「泌尿器科医だから、眼の事はわかんないよね?」と言われますが、彼らの想像を超える情報を提供する事に喜びを見出していましたね。 最近は情報過多の時代ですね。 習得した情報を管理するのは大変。 私は「情報の分解と再構築・新たに構想」するため知識や経験だけを「内部情報」にため込みます。 単なる暗記程度の情報は「Google」にお任せしています。 Googleの「記憶のIQ」はすごいですからね。
いかがでしょうか? ご自分の四つの経営資源は他社(他の人)・業界(周りの人や自分の生活圏内)に無く、オリジナリティの高いものでしたか?
次回の「VR/マイセルフカンパニー」は今回の続きで「役割の多様性」