有坂いやちこ

オートバイ、ツーリングレポートに自作のイラストつき。 メッキとスチールの古い機械や侘びた寺社、田舎が好きです。

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最近の記事

”静かなる男のための”CB500four

CB500fourは1971年発売、先行して発売されていたCB750forが当時としては非常に大きく、もっと日本人の体格に合ったバイクを……という声に合わせてのものでした。 当時のバイクといったら「カミナリ族」という言葉どおりに爆音バリバリ、エネルギー溢れる若者のパワフルな乗り物! というカラーを全面に押し出したモデルも多かったのですが、実際のところ当時から既に静かにツーリングを楽しむ大人なライダーはたくさん存在しており、CB500fourはそんなライダーをイメージした「静

    • ”アーリースクランブラー”HONDA CL250

       早すぎた、というのも変かもしれません。CL250は「オフロードバイク」というジャンルの確立する以前の、本当の意味での「スクランブラー」ですから……。  最近のバイク業界は「ネオクラシック」が一種のブームとなっています。      この風潮はYAMAHAからXSRが発表された2015年ごろから、外見はクラシックでもエンジン・電子制御は最新式、けれど基本的なオートバイという概念からは逸脱しない「ヘリテイジ」なモデルとして盛り上がってきました。その後kawasakiからはZ90

      • ”東京→京都 ラリーレイド”HONDA XL250R パリダカール

         今回紹介するバイクは、HONDAが1982年に発売した、「XL250R パリダカール」です。バイクで「パリダカ」といえばこれ! という強烈な個性のあるデザインと無敵艦隊伝統のトリコロールは、今みてもまったく色褪せない個性のカタマリだと思います。  もともとは「XL250R」というオフロードモデルがベースの車体です。オフロードといっても、モノサスに小径ホイール、倒立フォークが当たり前の現代基準からいえば、そこまでバリバリ不整地をレースできるような雰囲気ではありません。とはい

        • ”やさしいドラッガー”kawasaki エリミネーター250

           kawasaki エリミネーター250は1987年に発売されたバイクです。 先行発売されたエリミネーター900、750、400の末っ子として生まれましたが、おそらく一番人気が出たモデルでした。シリーズで唯一の2気筒エンジンを搭載しています。  いわゆる「アメリカンバイク」というカテゴライズをされることの多いバイクですが、コンセプトも個性も明らかにいわゆるアメリカンとは違う、スポーツ指向の高回転エンジンを積んだ、「ドラッグレーサー」です。  そもそも「アメリカン」バイクとい

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        • バイク偏見イラスト図鑑
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          初めまして!

          初めまして。有坂いやちこと言います。古めのバイクと熱めのマンガが好きな会社員です。 noteでは、 ・バイクのイラストと偏見について(絶版車多めです) ・ツーリング先のあれこれについて(南関東が中心になるかな……) ・たまに自作漫画など! なんてコンテンツを作ってみようと考えています。 いろんな面白い記事に挑戦するので、大勢には刺さらなくてもニッチなところへピタリとハマる記事を書いていきたいですね。目指せnoteのSST的立ち位置へ!

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